知的財産ニュース 韓国特許庁、「美しい店」と共に「やさしいアイデアコンテスト」を開催

2022年4月27日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁は、「美しい店」と共に4月28日木曜日から5月27日金曜日まで「やさしいアイデアコンテスト」(以下「コンテスト」)を開催すると発表した。今回のコンテストは、「美しい店」に寄付される物のうち、損傷・汚染されたか、古くなって再販売が難しくなった古着をリサイクルして環境を保護するために行われる。

特許庁のアイデアプラットフォーム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(以下「アイデア路」)でコンテストが開催され、提示された古着の問題を解決するためのアイデアを持っている国民なら誰でも参加できる。参加を希望する人は、5月27日までに「アイデア路」を通じて課題を解決するアイデアを提案すればよい。 ※詳細は韓国発明振興会(02-3459-2809、2728)に問い合わせるか、「アイデア路」で確認できる

国民が問題解決に向けたアイデアを提案すれば、書類評価、先行技術調査により本選進出者10人(チーム)を選定し、今年6月末に最終順位を決定する本選を進める。

受賞者10人(チーム)には、賞金とともに特許庁長賞(1人)、美しい店理事長賞(3人)、韓国発明振興会長賞(6人)が与えられ、受賞者のアイデアは「美しい店」と共にする今回のコンテストの趣旨に合わせて、販売ではなく、寄付として提携を結ぶ予定である。また、受賞の他にも、最小限の基準をクリアしたアイデア提供者全員に、環境にやさしい物で構成されている「エコ実践キット」を提供する予定である。

特許庁は国民のアイデアを活用して企業と公共機関のさまざまな問題を解決するため、昨年3月に「アイデア路」を開設し運営している。今回のコンテストは、企業の問題点の解決からさらに一歩進み、社会・環境問題の解決まで国民のアイデアの活用を拡大するための積極行政の一環であり、「美しい店」は中央政府機関と協業した第一の事例である。

特許庁の産業財産政策局長は「全国民がアイデアだけでも社会に貢献できる道が開かれた」とし、「これから社会的企業や民間企業との協業を拡大していく計画だ」と述べた。

「美しい店」の常任理事は「特許庁と共に全国民の環境にやさしいアイデアを集められるきっかけができた」とし、「これを通じて、資源循環のアイデアが活発に話し合われることを願っている」と語った。

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