知的財産ニュース 2022年韓国特許庁・銀行圏青年創業財団共同投資誘致説明会、優勝チームはAIRS、CLIKA

2022年4月1日
出所: 韓国特許庁

人工知能、ヘルスケア、IT6社の投資検討、特許事業化、入居機会等を提供

韓国特許庁は、銀行圏青年創業財団D.CAMPと一緒に開催した投資誘致説明会「D.DAYx特許庁」でAIRSとCLIKAが優勝したと4月1日金曜日に発表した。

今年で4回目となる「D.DAYx特許庁」は、クリエイティブなアイデアと技術を組み合わせて新しい市場を創出する技術創業企業を発掘し、投資および知的財産(IP)の事業化をサポートするイベントである。これまで18の創業企業を発掘し、約290億ウォンの後続投資の誘致と知的財産(IP)の事業化を支援した。

今回の投資誘致説明会には、「人工知能(AI)技術が適用された骨折手術ロボットを開発」して特許庁長賞を受賞したAIRSと「超小型マシンラーニングプラットフォーム」を披露してD.CAMP賞を受賞したCLIKAの他に、MOYO、bookIPs、フリッパーコーポレーション、pikurateの6社が参加した。

これら6社は約50.7:1(計304社申請)を超える高い競争率の中で最終的に選抜され、人工知能、情報通信(IT)および健康管理(ヘルスケア)などの新産業分野の優秀な特許を保有しているか、出願(準備)中の創業企業である。

2022年D.DAYx特許庁参加企業
企業名(代表者、創業時期) 技術分野 サービス紹介
AIRS(チョン・サンヒョン、2020.7.17.) ヘルスケア 精密ロボットとナビゲーションシステムが適用された骨折手術ロボット
CLIKA(キム・ナユル、2021.3.19.) AI エッジおよびエンベデッドデバイス向けの小さくて速い超小型マシンラーニングプラットフォーム
MOYO(アン・ドンゴン、2021.9.15.) IT/SW 格安スマホ料金プランの比較・分析プラットフォーム
bookIPs(ユン・ミソン、2020.12.23.) IP/ライセンシング 教材の著作権利用取引プラットフォーム(著作権ライセンスのサブスクリプションサービス)
フリッパーコーポレーション(ソク・ジョンウン、2018.10.29.) IT/SW コーディングなしにモバイルアプリを作ってくれるアプリビルドサービス
Pikurate(ソン・ソクギュ、2019.9.3.) IT/SW AI基盤の知識キュレーションサービス

参加企業には、投資検討(1社当たり最大3億ウォン)、シニア特許事業化パッケージ支援(最大4,000万ウォン)、スタートアップ知的財産利用権(バウチャー)など、知的財産(IP)事業化の機会の他に、D.CAMPとFRONT1での最大1年入居とともに韓国成長金融、技術保証基金などが支援する成長段階別金融、コンサルティング、教育、海外進出等の機会が与えられる。

特許庁の特許事業化担当官は「デジタル経済の主役はイノベーションと知的財産を保有する優秀な技術創業企業」とし、「優秀な技術創業企業がイノベーション企業として成長していけるよう、さまざまな官民主体との協力を強化していきたい」と述べた。

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