知的財産ニュース 2021青少年発明フェスティバルを開催

2021年11月11日
出所: 韓国特許庁

キラキラ輝く私たちの発明ストーリー

  • 11月11日~13日、3日間オン・オフラインで開催
  • 韓国最大規模の青少年発明フェスティバル、オンライン展示館・メタバース授賞式も実施

韓国特許庁が主催し、韓国発明振興会が主管する「2021青少年発明フェスティバル」が11月11日から13日までキンテックスで開催される。

「自己発光、キラキラ輝く私たちの発明ストーリー」というスローガンを掲げた青少年発明フェスティバルは、優れた発明アイデアを発掘し、発明の文化を広げるために開催される韓国最大規模の行事である。

2021年には「大韓民国学生発明展示会」、「全国教員発明品コンテスト」、「大韓民国学生創意力チャンピオン大会」、「YIP(青少年発明家プログラム)」など4つの発明・創造力コンテストを同時開催し、さまざまな発明体験プログラムを提供する予定である。

今回の行事は新型コロナウイルスの拡散を防止するため、オフライン授賞式の規模を大幅に縮小することになり、オン・オフラインの授賞式・展示会が並行で開催される。また、行事を安全に運営するために検温、防疫キューブを利用した消毒、事前座席指定などを行い、防疫措置を強化する予定である。

オフラインの授賞式には、韓国特許庁長と韓国発明振興会長が参加し、産業通商資源中小ベンチャー企業委員会の委員長、国会議員からのメッセージ映像が送られた。

今回の「大韓民国学生発明展示会」には、計7,341件の作品が出品され、212点が受賞した。そのうち、大統領賞は、場所によって内容が変わる「自動電子名札」を提出した忠州大原高等学校2年生の学生、国務総理賞は、静電容量方式の「非接触式汎用タッチポインター入力装置」を出品した世宗科学芸術英才学校2年生の学生、浄水器の廃フィルターを活用した「自動浄化筆洗器」を出品した統営女子中学校2年生の学生がそれぞれ選ばれた。

また、「全国教員発明品コンテスト」では、「目の不自由な学生が伝統楽器を練習するために使うばち」を出品した慶南促石小学校の教師が教育部長官賞を受賞した。

一方、行事の2、3日目には、「大韓民国学生創意力チャンピオン大会」と「YIP(青少年発明家プログラム)」の授賞式がメタバース空間で行われる。学生たちはそれぞれ自分のアバターでメタバース空間にアクセスし、賞をもらう予定である。

「大韓民国学生創意力チャンピオン大会(※)」には、計410チームの小・中・高等学校の学生が参加し、優れた創造力と団結心を発揮して課題(※※)を解決した36チームが受賞した。

※公告・募集:2~4月、予選:6月(表現・即席課題の対面評価)、本選:10月(表現課題の非対面評価)
※※創意力チャンピオン大会の表現課題:日常のことや規則をクロスオーバーして起こりそうな状況をストーリーテリングする課題

本大会の大賞は、小学校部門「チュンサヨンイ」チーム、中学校部門「オンライン・オンラインアップ」チーム、高等学校部門「タイムin朝鮮」チームが受賞した。

「YIP(青少年発明家プログラム)」にも552チームが支援し、オンライン発表審査を通じて優秀なアイデアの40チームを選抜した。選ばれたチームには、アイデアの特許出願とともに、事業化計画の策定と創業過程も体験できるオン・オフライン教育および専門家コンサルティングを提供した。そして、コンテストも開催した。

コンテストの結果、キャリーバッグをモジュール化して消費者の利便性を高めた「機能改善キャリーバッグ」を発明した「NOVELFLOW」チームが大賞を受賞した。

行事期間中、展示場では大韓民国学生発明展示会の歴代の大統領賞受賞作品および2021年の受賞作品が展示される。また、新型コロナウイルスにより、現場に訪問できない観覧客のためにオンライン展示館を開くことで、いつでも観覧できるように運営する予定である。

発明教育ポータルサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで常時運営する予定

さらに、「創意発明教育広報館」を設置して、特許庁の発明教育プログラムを紹介し、多様な体験プログラムを準備しており、観覧客が自ら参加して楽しめるイベントを企画した。

特許庁長は、「今回の行事により斬新なアイデアを生み出す優秀な若い発明家にたくさん会うことができた」とし、「これからも特許庁は、青少年たちが発明の夢を広げられるよう、発明・創造力の大会を持続的に拡大し、発明教育を通じて創意力とチャレンジ精神に富んだ未来の人材として成長できるように最大限支援していく考えである」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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