知的財産ニュース 「知的財産で作り上げるデジタル強国」広報漫画の発刊
2021年8月17日
出所: 韓国特許庁
「遠い国隣の国」の著者、イ·ウォンボク教授の絵で知的財産の過去・現在・未来の話を込めて
韓国特許庁は、韓国社会が本格的な知的財産時代に進入することにより、国民が知的財産を簡単に理解し、知的財産政策に共感することができるように広報漫画を作成して発刊する。
※漫画のタイトル:「知的財産で作り上げるデジタル強国」
漫画は、「遠い国隣の国」の著者で有名な徳成女子大のイ·ウォンボク教授と発明教室の高校生、特許庁政策担当者が協力して国民に特許と商標、デザイン、営業秘密など知的財産を楽しく伝えるために企画された。
主な内容は特許制度の歴史、知的財産時代の競争と紛争、これを克服するための努力、迫り来るデジタル時代のビジョンなどを紹介している。
「広報漫画の目次」- 第1章:発明と特許制度の由来
- 第2章:知的財産の時代が来た!
- 第3章:知的財産政策の現住所は?
- 第4章:デジタル強国へ跳躍しよう!
特に、日帝強占期の韓国人初の特許「馬尾帽子」話、「ペンス」や「トンジュク」などの商標権争い、MP3特許とスマートフォンの特許訴訟事件、海外における韓国企業の商標侵害と営業秘密紛争など興味深い事例を提示し、「知的財産」が遠い未来の話ではなく既に我々の現実に近づいてきていることを示している。
特許庁長は発刊の辞を通じて、「知的財産が韓国社会の関心とイシューの中心となっているが、未だ難しく感じている現実を鑑み、簡単に楽しく接することができるよう、親しみやすい漫画で制作した」とし、「今回の漫画が知的財産に対する国民の認識を高め、デジタル強国へのステップになることを望んでいる」と述べた。
漫画は、特許庁ウエブサイト と国際知識財産研修院ウエブサイト
などで誰でもダウンロードして見ることができ、全国発明教育センターと地域知識財産センター、産学協力団等に冊子を配布する計画である。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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