知的財産ニュース 2021年上半期積極行政の優秀事例コンテストで、人事革新処長賞受賞
2021年6月22日
出所: 韓国特許庁
特許庁の積極行政、多くの方々に認められました!
- 優秀事例:PCだけでなく、モバイルでも簡単に特許、商標などを出願できるように、電子出願サービスを改善
(スタートアップB社)「プログラムをインストールすることなく、特許庁の電子出願ウェブサイトですぐ書類を作成することができて、記載項目も分かりやすく構成されているので、一人でも困ることなく特許を出願することができる。」
韓国特許庁は、「ユーザーに優しい電子出願サービスの提供」における事例が「2021年積極行政の優秀事例コンテスト」で人事革新処長賞(優秀賞)を受賞したと発表した。
人事革新処・行政安全部・国務調整室が主管する「積極行政の優秀事例コンテスト」は、国民が体感できる積極行政の優秀事例を発掘・拡散し、成果を共有するために設けられた行事である。
中央行政機関が提出した137件の事例を対象に、国民、専門家の審査および発表審査が行われ、最後の順位が決まった。
今回特許庁が受賞した積極行政の事例は、出願書などの書類を簡単に提出できるインターネット電子出願サービスの改善、モバイルサービスの拡大と手数料納付機能の改善、非対面の電子出願教育などである。
※(既存)
- 専用プログラムをインストール→特許書類作成→電子出願ページ(特許路)に再びアクセスして申請・提出
- 特許路で手数料の金額を確認し、別途の決済サイトで手数料を納付(モバイルでの手数料確認は不可)
※(改善)
- プロクラムを設置することなく、特許庁の法定書式(865種)のインターネット提出を支援:書式ごとに必須項目を表記、作成事例およびヘルプなどで詳細な説明をプロセス別に提供
- いつでもどこでもモバイル特許路にアクセスして出願書を作成することができ、明細書・図面などは写真を撮って提出することも可能
- モバイル特許路のウェブページで手数料の金額を確認し、すぐ支払うことができるように機能改善
- 新型コロナ時代に備えた非対面の電子出願教育を行い、誰でもアイデアを簡単に権利化できる環境を造成
このようにPC、モバイルを問わず簡単に特許・商標の出願ができるようにシステムを改善し、非対面のカスタマイズ型電子出願教育を行うなど、ユーザビリティを工夫した積極的行政に対する取り組みが国民から高い評価を受けた。
特許庁の規制改革法務担当官は、「非対面・デジタルトランスフォーメーションなど、急激な社会・経済の変化に備えるために、国民の苦情を解決する積極行政が定着されるように最善を尽くしたい」と述べた。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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