知的財産ニュース いつでもどこでも大容量の特許資料（data）をダウンロードしましょう

特許庁、知的財産資料（data）の普及システム（KIPRIS　Plus）を新しく改編

韓国特許庁は、知的財産データを便利に利用するために、知的財産データ普及システム（KIPRIS　Plus）を改善し、6月1日（火曜）から開通する。

（オンラインダウンロード）従来、大容量データ（※）を手作業で処理して電子記憶媒体で提供したが、これからは、インターネットで大容量データをダウンロードできるようになる。

※特許・実用新案基準1年分のデータ（260GB）→特許庁が保有している産業財産権全体（60TB）のデータ

これまで、データを受け取るまで3週間がかかったが、サービスの改善により、ユーザーが決済すると直ちにデータを利用することができる。

（選択型データ）に加えて、データを検索（※）し、必要な結果のデータのみを選択してダウンロードすることができる機能も追加された。

※特許分類（CPC）、発明の名称、要約、番号情報、日付情報などで検索

（オンライン決済）電子決済サービスを導入し、クレジットカードやリアルタイム口座振替を利用して手数料を支払うことができるように改善した。

また、ウェブサイト上に割引に関連する書類が登録でき、オンライン見積書を提供するなど、決済手続きの利便性を強化した。

一方、特許庁は、研究現場での特許情報の活用が活性化するよう、データの無料提供対象を拡大する。

6月1日から、政府機関・地域知識財産センターなどにのみ、無料で提供していた知的財産データを大学（※）および研究機関（※※）にも無料で提供する。

※「高等教育法」第2条による大学・産業大学・専門大学又は技術大学
※※国公立研究機関、「特定の研究機関育成法」、「産業技術革新促進法」、「科学技術分野政府出捐研究機関等の設立・運営及び育成に関する法律」及び「民法」または他の法律に基づいて設立された研究機関

特許庁の情報管理課の事務官は、「データ普及サービスを便利に改善し、知的財産データの無料対象を拡大することにより、韓国企業と国民が知的財産データを気軽に利用し、それを活用して付加価値を創出できるようになると期待している」と述べた。