知的財産ニュース 特許庁-韓国デザイン学会、デザイン制度のイノベーションのための業務協約を締結

2021年5月13日
出所: 韓国特許庁

デザイン権利保護エコシステムの造成のために共同で努力する

韓国特許庁は5月14日(金曜)14時に韓国知識財産センターにおいてデザイン保護制度のイノベーションと発展のために国内最大規模のデザイン分野学術団体である韓国デザイン学会と業務協約を締結する。

※韓国デザイン学会は1978年に創立され、累積会員が約7,000人(2020年9月基準)である。

今回の業務協約は仮想現実、拡張現実など変化するデジタル環境に対応するデザイン制度のイノベーションおよびデザイン保護政策の策定時にデザイン学界の意見をより積極的に収集するために行われる。

両機関はデザイン政策策定時にデザイン学界の意見を積極的に反映し、デザイン権利保護のための広報および相談ブースを運営し、デザイン出願の奨励およびデザイン権利保護制度の広報・活用などのために相互協力することに約束した。

業務協力の一環として2021年5月29日(土曜)に弘益大学とオンラインで同時に開催される「2021年韓国デザイン学会の春季国際学術大会」において「人工知能を活用したデザイン権、誰のものか」という主題で特別セッションを開催し、デザイン知的財産分野の最近の争点についての意見を交換する場を設ける。

今後も特許庁と韓国デザイン学会は業務協力の内実化のために実務協議会を構成し、定期的に推進事項を点検しつつ、追加の協力事項を継続して発掘することにした。

特許庁の商標デザイン審査局長は「急変するデジタル環境に対応したイノベーション的なデザイン政策の策定が必要な時点において、デザイン学界と疎通の場が用意され、デザイン保護制度に対する研究が一層活発になることと期待される」と明らかにした。

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