知的財産ニュース 特許庁、「発明教育活性化の政策コンサート」を開催

2021年5月12日
出所: 韓国特許庁

5月12日に韓国知識財産センターにてオンライン生中継

韓国特許庁はヤン・グムヒ国会議員とともに、発明教育の意義と政策イシューについて調べ、発明教育に関する法制度改正の方向性に向けて5月12日(水曜)14時から韓国知識財産センターで「発明教育活性化の政策コンサート」を開催する。

最近、デジタル時代への転換が加速化し、ロボットと人工知能のような新技術は人間の労働力の代わりとなり、新産業と職場創出が相次いで登場している。よって、未来の人材が必ず備えるべき能力も変わってきている。単純な知識よりは未来社会の変改を正確に認識して速やかに適応し、新しいサービスと付加価値を作り上げる創意力と挑戦精神が要求される。

発明教育は創意力と挑戦精神を育てる最もよい方法である。日常生活において不便な点を自ら探し出し、解決するために新しいアイデアを浮かべ、直接作ってみる教育であるからだ。その過程において学生は友達や先生と共同し、失敗も経験する。自身のアイデアで創業を夢見て、挑戦精神も自然に学べる。

このように未来社会の中核能力を育てる発明教育をさらに発展・拡散させるために特許庁と国会が力を合わせた。発明教育法の改正を検討しているヤン・グムヒ議員は改正案の発議前に教育現場の意見を聞き、改正方向を点検するために主務部処である特許庁とこのイベントを共同で開催した。

今回の政策コンサートは第1部と第2部で行われ、第1部は発明教育の主要イシューに対する主題発表、第2部は部処・教育界・学界・学生など各界の代表者のパネルディカッションで構成された。発明大会出身のスタートアップCEO、発明教師などが直接発表者とパネルとして現場の生の声を伝える。

また、オン・オフラインを通じて参加した一線学校の学生などの聴衆も多様な意見を開陳した。特許庁とヤン・グムヒ議員室は提示された意見を発明教育法の改正および関連政策の推進に積極的に反映する予定である。

韓国特許庁長は「今回のイベントが発明教育の重要性を広く伝える契機となることを望んでいる」とし、「発明教育が教育現場においてさらに拡散できるように地域別の発明教育の拠点機関を設置し、発明教育に対する政府の支援を拡大したい」と明らかにした。

ヤン・グムヒ議員は「発明教育が創意力を開発し、発明を生活化するだけでなく、新たな発明を権利化して活用する融合教育へと拡大させるために立法部としての役割を果たしたい」と明らかにした。

一方、今回のイベントは特許庁とKTV公式YouTubeチャンネルを通じて生中継され、関心のある人は誰でも視聴できる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195