知的財産ニュース 特許庁、「2021 D2Bデザインフェア」公募展参加申し込みの受付開始

2021年4月29日
出所: 韓国特許庁

個性的なアイデアが自分ならではのデザインとビジネスに

韓国特許庁と韓国貿易協会はデザインビジネスの全課程が経験できる「2021 D2B(Design-to-Business)デザインフェア」の公募展に参加する作品を、4月30日(金曜)から6月11日(金曜)までにオンライン外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで受け付けると発表した。

本大会は、企業で出題した課題を見てデザインを提示する「企業課題部門」と本人が創作したデザインアイデアを提出する「自由出品部門」に申し込むことができ、18歳以上であれば個人またはチーム(2人)で、誰でも参加できる。

特に、「企業課題部門」に参加した、WINIX、SULBINGなど24企業は顧客のニーズと商品化の可能性が高いテーマを提示して、新しい感性を込めたデザインを期待していると意見を述べた。

受け付けられた作品は、事業性・審美性・創造性などを考慮して約130件を選定する予定であり、1次審査の合格者は、「D2Bサマースクール(7月)」に参加し、知的財産権教育と参加企業・専門家のメンタリングを経て自分の出品作をビジネスに適したデザインに発展させることができる。

サマースクールの終了後にも専担支援コンサルティングを通じてデザインの出願を支援し、出願完了したデザインは2次審査を経て最終的に賞の種類が決まる。

本公募展には計4,700万ウォン賞金とともに産業通商資源部長官賞、特許庁長賞など約130点を授賞する計画であり、優秀作品は該当企業とライセンス交渉から契約までのデザインビジネスの全課程の支援を受け、最終的に商品化する作品はデザインロイヤリティを確保することができる。

また、相対的にライセンスの機会が少なかった「自由出品部門」の受賞作をデザインのニーズのある全国の1,800以上の中小企業に配布して受賞作の事業化への機会を拡大する計画である。

特許庁の産業財産政策局長は、「D2Bデザインフェアは、予備デザイナーがデザイン出願から事業化までの現場実務を経験してみることができる非常に良い機会である」とし、「今後もデザイナーが権利を自ら守ることができるように体系的な知的財産の教育を最大限支援していきたい」と述べた。

詳細については、大会のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますまたはD2Bデザインフェア事務局(+82-2-3153-7612)に問い合わせすればいい。

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