知的財産ニュース [説明資料]『「ドプジュク」の商標権者は別の人』(SBS8時ニュース、4月12日)

2021年4月13日
出所: 韓国特許庁

4月12日、SBS 『「ドプジュク」の商標権者は別の人、早い者勝ちなのか』の報道について、次のように説明します。

「報道内容」

飲食店「ドプジュク」の代表は、まだドプジュクの商標権を認められていない。

商標法は、先に出願した者に権利を与える「先出願主義」に従うが、自営業者は出願方法を知らないという理由や費用の負担のために出願しない場合が多い。

政府レベルで自営業者の商標と商号盗用の被害に対する実態把握を急ぐとともに、それに対する政策的、財政的支援策を設ける必要がある。

「説明資料」

特許庁では、未登録商標の先使用者を保護するために、段階別の支援策を定めて施行中であることをお知らせします。

段階別支援策
事業開始段階 地域知識財産センター、公益弁理士を通じた商標出願支援などの相談進行
事業運営段階 先使用者の商号などと類似な標章を他人が出願して登録を受けたとしても、
それを出願する前から使用してきた善意の先使用者は続けて使用可能
※オンライン、広告などでの具体的な使用実績、事例蓄積が必要
事後紛争段階 公益弁理士相談センターを通じた無料相談および第三者が先取りした
商標権に対する無効審判、不使用取消審判などの国選代理の支援

特許庁では、零細事業者を対象に商標制度の案内をさらに強化し、事業者の申請・登録時点から積極的に商標権確保の重要性を持続的に広報する計画であることをお知らせします。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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