知的財産ニュース 特許庁、融合・複合技術分野における審査実務の説明会を開催

2021年4月5日
出所: 韓国特許庁

人工知能(AI)・モノのインターネット(IoT)・バイオ分野の特許付与基準・審査事例を紹介

韓国特許庁は、韓国知識財産協会(KINPA)と共同で4月5日(月曜)午後2時から韓国知識財産協会の会員社を対象に「融合・複合技術分野における審査実務ガイドの説明会」を非対面のオンライン方式で開催する。

特許庁の融合・複合技術審査局は、融合・複合技術分野の審査基準を明確にすることで、韓国企業が高品質の特許を確保して未来の成長エンジンを生み出せるように支援することを目標に、産業界と協力して2021年初めにAI・IoT・バイオの3つの技術分野における審査実務ガイドを制定した。

説明会は、新たに制定された融合・複合技術における分野別の審査実務ガイドを産業界に拡大し、特許出願書の作成をサポートするために開催されたものである。

説明会を通じてAI・IoT・バイオなどの融合・複合技術企業に分野別の特許明細書の作成方法、類型別の特許付与基準および具体的な審査事例などの情報を提供する。

人工知能分野では、AIの発明に対する明細書の記載方法と学習モデル、学習データの違いによる進歩性の判断基準を中心に紹介する。

モノのインターネット分野では、さまざまな産業分野にIoTが応用された発明について新規性・進歩性の判断基準と実際の審査事例を中心に紹介する。

バイオ分野は生命体の基本的な構成物質である核酸、タンパク質、細胞に関連する発明について新たな審査基準を提示し、最近注目を集めているAI基盤の新薬開発に関する発明における事例別の審査判断基準を中心に説明する。

特許庁の融合・複合技術審査局長は、「出願人が良質の特許を取得し、正当な権利が守られるためには、明確な特許明細書の作成が必須である」と強調し、「今回の説明会を通じて、第四次産業革命の技術に新たに適用される審査実務ガイドに対する企業側の理解を高め、韓国企業が、高品質の特許を確保することで、未来の成長エンジンを確保することに貢献できるよう取り組みたい」と述べた。

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