知的財産ニュース 第53回特許訴訟実務研究会をオンラインで開催

2021年3月23日
出所: 韓国特許庁

韓国の特許審判院が主管する第53回特許訴訟実務研究会が、3月24日(水曜)午後4時にオンラインセミナーの方式で開催される。

特許訴訟実務研究会は、特許訴訟に関連する専門知識の涵養と効率的な訴訟の遂行、そして大田地域に所在する関連機関との人的ネットワークを強化するために結成された研究会である。

2012年3月に特許審判院、大田高等検察庁と大田地方検察庁、漢南大学の4つの機関が、第1回目の会議を開催して以来、隔月で参加機関を巡回しながら開催しており、2019年にはKAIST MIP(知的財産経営大学院)および忠南大学のロースクールも加わって研究会が拡大された。

今回の研究会は、2021年に入ってから初めての開催であり、コロナ禍による防疫指針を遵守するために、従来のオフライン方式ではなく、発表者は特許審判院の大審判廷で発表し、他の機関はオンラインで参加するオンラインセミナーの方式で行われる。

発表テーマは急激に発展している電気自動車技術について、最近話題となっている「LG vs SKのバッテリー紛争における争点整理」であり、発表後にはテーマに関する議論が行われる予定である。

本研究会を通じて、両社における紛争の経過と争点が何なのかについての情報を共有することで、特許訴訟に関わる関係者の理解の幅を広げることができると期待される。同研究会は、今後もさまざまな知的財産の法制に関連する話題について継続的に研究していく予定である。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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