知的財産ニュース 特許庁、2月22日から「2021年青少年発明・創意力大会」の受付を開始

2021年2月22日
出所: 韓国特許庁

私も発明王!斬新なアイデアを募集します!

韓国特許庁は、青少年の思いがけないアイデアを発掘するために、「第34回大韓民国学生発明展示会」、「2021年大韓民国学生創意力チャンピオン大会」、「2021年青少年発明家プログラム」の計3つの発明・創意力大会への申し込みを2月22日(月曜)から募集すると発表した。

特許庁が主催し、韓国発明振興会が主管する、本発明・創意力大会に参加する対象は、小・中・高校生および18歳以下の青少年であり、発明教育ポータルサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで申し込むことができる。

特に、毎年数千件のアイデアが受け付けられる(※)「大韓民国学生発明展示会」は、小・中・高校生および青少年の日常生活における、あらゆる発明アイデアを募集しており、発明の背景、内容、効果、図面や写真などを添付して申し込めばいい。

※(2017年)9,569件→(2018年)9,299件→(2019年)9,840件→(2020年)6,770件

該当の作品は、類似作品の審査、公衆審査、現物審査、総合審査など、9段階の審査を経て、大統領賞(賞金300万ウォン)をはじめとする優秀作品の249件を授賞し、展示する計画である。

2020年度の優秀作品

2020年度の優秀作品
*発明教育ポータルサイト>大会/展示/行事>学生発明展示会>オンライン展示会で確認可能

また、創造性を発揮できる大会として代表される、「大韓民国学生創意力チャンピオン大会」は、小・中・高校生または青少年で構成されたチーム(4~6人)が、与えられた大会の課題(表現課題・即席課題・製作課題)について創造性を発揮して解決する大会である。

大韓民国学生創意力チャンピオン大会

区分 内容 備考
表現課題 与えられた課題の解決方法をコントなどの公演で表現する課題 予選・本選
即席課題 与えられた課題をその場で瞬発力を発揮して解決する課題 予選・本選
製作課題 予め告知されたテーマについて材料を活用し、構造物などを製作する課題 本選

2021年の表現課題のテーマは「日常生活の中のクロスオーバー」で、日常のことや規則をクロスオーバーしたときに起こりそうなストーリーを作る課題である。書面審査により、表現課題の解決計画書を評価し、市・道別の予選大会、全国レベルの本選大会を経て、国家知識財産委員会の委員長賞(3チーム、賞金100万ウォン)など、創造性に優れた36チームを発掘して授賞する。

2021年大韓民国学生創意力チャンピオン大会の表現課題のテーマ

2021年大韓民国学生創意力チャンピオン大会の表現課題のテーマ

最後に、青少年の発明創業家を育成するために推進している、「青少年発明家プログラム」には、中・高校生およびその年齢に該当する青少年(13〜18歳)の3人がチームを組み、「日常生活の新しいアイデア」をテーマにして支援することができる。

書面審査、アイデアの発表審査などを通じて選定される40チームは、良質の知的財産・創業教育、弁理・創業の専門家コンサルティングを通じてアイデアを高度化し、そのアイテムで事業計画書を作成してみる教育を受ける。また、教育を修了すれば全員に対する知的財産権の権利化とともに、優秀修了生には特許庁長賞(大賞は、100万ウォンに相当する副賞)などを受賞することになる。

青少年発明家プログラムのカリキュラム

青少年発明家プログラムのカリキュラム


特に、2021年は参加部門を既存の「日常生活の新しいアイデア」に加えて、「企業の製品を改善するアイデア」部門を新設し、実現可能であれば、関連企業と連携して技術移転まで推進する計画である。

特許庁の産業財産政策局長は、「韓国の未来を変えるイノベーションのエンジンは、創造的な想像力とチャレンジ精神を備えた発明人材である」とし、「2021年も創造性豊かで斬新な発明品やアイデアを持って、大会にチャレンジすることで、青少年の生活が活気あふれる生活になることを期待している」と伝えた。

本大会の詳細は、発明教育ポータルサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認することができる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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