知的財産ニュース イノベーション特許創業企業、「KDBネクストラウンド」投資誘致盛況

2020年5月28日
出所: 韓国特許庁

イノベーション技術を保有した創業企業4社が投資誘致計画を発表

特許庁は、5月27日午後3時、ソウル市内の産業銀行スタートアップIRセンターで、「2020年KDBネクストラウンドイノベーション特許ロードデー」投資説明会を開催した。

産業銀行のKDBネクストラウンドは、2016年8月に発足し、2020年3月末基準で、330回の投資誘致説明会を通じてベンチャー企業282社が1兆6,384億ウォンの投資誘致を受けた代表的な市場型ベンチャー投資フラットフォームである。

今回の「2020年KDBネクストラウンドイノベーション特許ロードデー」は、特許庁が、産業銀行とイノベーション特許創業企業の投資誘致のために開催した初めての協力行事であり、2020年9月を含め、2回開催が予定されている。

同日の行事では、5G通信品質向上ソリューションを保有した「株式会社ErangTek」、曲面保護とオンスクリーン指紋認識技術を持つ「株式会社 REALOOK&COMPANY」、次世代物質(グラフィン)源泉技術と、ガス測定技術を保有した「株式会社 GiEVER」、プラズマ尖端技術を保有した「株式会社 PACEP」など、イノベーション特許の創業企業4社が韓国成長金融など、金融機関関係者とベンチャーキャピタルを対象とする投資説明会を行った。

これらのイノベーション特許創業企業は、特許審査官の提案と外部の申し込みを受け、特許・技術・市場専門家が協力し、技術イノベーション性、市場性、事業性、起業家精神どを総合評価して発掘した有望創業企業である。

特許庁の特許事業化担当官は、「新型コロナウイルスの影響を受け、投資市場が急激に委縮している状況のもと、優秀特許を持つ創業企業の投資誘致と成長のために、さまざまな官民協業を拡大しつつ、制度的支援も強化していく」と述べた。

特許庁のベンチャー型組織である特許事業化担当官は、技術性と市場性が優秀なイノベーション特許の創業企業を発掘してさまざまな投資誘致機会を支援し、また、投資者には優れた投資先の発掘機会の提供を通じて「潜在力が高い技術」の発掘による成長を後押ししている。

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