知的財産ニュース マレーシアにおける特許取得期間が4年から1年に短縮される

2020年11月30日
出所: 韓国特許庁

韓-マレーシアの「特許審査ハイウェイ(PPH、Patent Prosecution Highway)」プログラムが12月1日から施行

今後、マレーシアにおける特許取得期間が4年から1年に短縮される。韓国特許庁は、韓国企業がマレーシアの市場進出時に、知的財産権を最も迅速に獲得できるよう、2020年12月1日からマレーシアと「特許審査ハイウェイ(PPH、Patent Prosecution Highway)」プログラムを実施すると明らかにした。

マレーシアは2021年の経済成長率の見通しが7.8%であり、ASEAN諸国の中で最も高く、世界銀行が発表するビジネス環境のランキングでも190ヵ国のうち12位に上がった「第2のベトナム」として浮上している市場である。

PPHとは、出願人が同一の発明を2ヵ国以上の特許庁に出願し、いずれかの国で登録決定書または特許可能通知書を受け取った場合、これをその他の国に提出して、高速審査を申請する制度である。

韓国の対ASEAN輸出の過半がベトナムに偏っている中で、マレーシアはGDP1万ドルを超える、ベトナム以外の唯一のASEANの国である。輸入市場規模が2,000億ドル(約222兆9,000億ウォン)を上回っており、人口が3,000万を超える市場として評価されている。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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