知的財産ニュース 国民が選んだ有望な知的財産創業企業10社
2020年10月7日
出所: 韓国特許庁
最優秀賞に「Prinker Korea」、優秀賞に「EDENLUX」など、褒賞金1,300万ウォン、「挑戦!K-スタートアップ2020」への統合出場権を付与
韓国特許庁は、韓国発明振興会、信用保証基金とともに10月7日の午後2時、韓国知識財産センターで「第1回知的財産スタートアップコンテスト」の授賞式を開催し、「有望な知的財産創業企業10社」に対する選定結果を発表した。
当日、特許庁長賞の最優秀賞と優秀賞は、「消えるタトゥーソリューションPrinker」を発売した「Prinker Korea」と「目の水晶体訓練機器OTUS」を発売した「EDENLUX」に与えられた。
その他、韓国発明振興会長賞(3件)と信用保証基金理事長賞(3件)が与えられる奨励賞には、「Sherpa Space(植物向け光調整ソリューション)」、「INTOSEE(透視ディスプレイドア)」、「THALLOS(リアルタイムで運転者状態が分析できる緊急コールシステム)」、「WellsCare(スマートIOTを用いた痛みの治療プラットフォーム:エピオン)」、「ABI(感染症の迅速診断に向けた分子診断POCTシステム)」、「未来メディカル(歩行時の足圧を軽減する半ギブス:エムギブス)」が選ばれた。
入選には、「Orange Medics(ロボットと腹腔鏡手術用の吸引洗浄装置)」と「Upenn Solution(ウェブアクセス基盤のウェブクローラサービス)」が選ばれ、韓国発明振興会の会長賞がそれぞれ与えられた。今回の「知的財産スタートアップコンテスト」は、有望な知的財産を保有している発明者、予備創業者の創業活性化とスタートアップの成長を支援するために、2020年に初めて開催された。
このコンテストは、5月1日から6月22日まで参加募集を行い、計533チームの予備創業者と創業チームが志願、53.3:1の高い競争率を記録した。創業チームの選抜のために導入した国民参加審査には約2,000人の国民が自ら参加するなど、創業者と国民の関心が高かった行事である。
当日の授賞式には、韓国特許庁長と韓国発明振興会の常勤副会長、信用保証基金の常任理事が参加し、有望な知的財産創業企業10社に「特許庁長賞など計1,300万ウォンの褒賞」と「 挑戦!K-スタートアップ2020への統合出場権」を授賞した。
※最優秀賞(400万ウォン)、優秀賞(200万ウォン)、奨励賞(各100万ウォン)、入選(各50万ウォン)
特許庁は、これらの企業が部処レベルの統合本選コンテストでも良い成果が得られるよう、「知的財産基盤の創業IR説明会コンサルティング」を提供し、信用保証基金とともに信用保証と投資誘致説明会を開催するなど、創業企業の成長のためのフォローアップを行う予定である。
特許庁長は、「前例のない変化と機会の時代において、新たな挑戦に対応するための重要な戦略と手段は、知的財産とスタートアップである」とし、「知的財産スタートアップが将来の有望産業の主役として成長できるよう、官民上げての多様な支援を最大限していきたい」と創業者たちを激励した。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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