知的財産ニュース 特許庁、キャリア審査官の採用が前年比50%以上増加
2020年4月30日
出所: 韓国特許庁
2020年「特許庁一般職公務員6級(審査官)」のキャリア競争採用募集
韓国特許庁は、新型コロナウイルスの影響のために新規採用が減少する中で、「一般職公務員6級(審査官)」のキャリア競争採用に対する規模を前年比50%以上拡大して採用すると発表した。
※6級(審査官)キャリアの競争採用規模(任用日基準):(2019年)40名→(2020年上半期)23名→(2020年下半期)38名
特許庁の審査官は、発明家や企業が創出した特許、デザイン、商標などが法的に保護を受けられるかどうかを審査して無形の権利を付与する役割を果たす知的財産保護の尖兵である。
これまで特許庁は、審査品質の向上と効率性の増進のために、専門知識を備えている多様な人材が適材適所で能力を発揮できるように、審査官を採用してきたが、今回はその規模を大きく拡大したものである。
特許庁の6級(審査官)のキャリア競争採用試験は、学位(修士以上の)または専門資格証(弁護士、弁理士、薬剤師など)を保有すれば、受験することができ、研究開発および現場経験が豊かな専門人材を審査官として活用できるという点で意味深いことである。
今回の特許庁における「一般職公務員6級(審査官)」のキャリア競争採用規模は、38名(行政職13名、技術職25名)であり、願書受付は5月12日(火曜)から5月15日(金曜)まで4日間行われる。
[2020年下半期の6級(審査官)キャリア競争採用の規模(38名)]
特許庁長は、「専門性を備えている優秀な人材を採用し、高品質の審査サービスを通じた強力な知的財産権を創出することに貢献していきたい」と述べた。
一方、「特許庁一般職公務員6級(審査官)」のキャリア競争採用に関する詳細については、特許庁ウェブサイト(http://www.kipo.go,kr)または人事革新処の公共機関採用サイト(http://www.gojobs.go.kr)で確認することができ、その他の内容は、特許庁の運営支援課(+82-42-481-5111)に問い合わせることができる。
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