知的財産ニュース 特許庁、産業財産権登録マークのデザイン選定

2020年下半期から、産業財産権登録マークの発給可能

韓国特許庁は12月27日、産業財産権の表示に使われる「産業財産権登録マーク」のデザインを選定し褒賞すると発表した。

公募展により、2019年9月から計491件の作品が申し込まれ、4段階の厳格な審査を経て登録マークとして活用される最優秀賞1件をはじめ計17件の受賞作が選ばれた。

最優秀賞の受賞者である、株式会社GILS社の所属社員には、特許庁長表彰と賞金500万ウォンが与えられる。

※優秀賞（2名）100万ウォン、奨励賞（4名）50万ウォン、特別賞（10名）10万ウォン

今回選ばれた産業財産権登録マークは、製品に適用されているさまざまな産業財産権（特許権・実用新案権、商標権、デザイン権）の情報を同時に表示できるようにQRコードを挿入した形でデザインされている。

最優秀賞に選定された登録マークは補正作業を行った後、2020年下半期から製品や候補資料に表示し活用する予定であり、産業財産権を保有している企業は2020年上半期内に構築予定の「アイデア取引オンラインプラットフォーム」を通じて、産業財産権の登録マークを無料で発給することができる。

また、消費者は製品に表示された産業財産権登録マークのQRコードをスキャンすれば、その製品の詳細な産業財産権の登録情報を簡単かつ正確に確認できる。

特許庁のアイデア取引担当官は「国民の皆様が日常生活のなかで、簡単かつ正確に産業財産権情報を活用できるよう、産業財産権登録マークの使用を拡大していく計画である」とし、「産業財産権の登録マークが提供する情報で、より多くのアイデアが生み出されることを期待しており、アイデア段階でも企業と消費者間の取引が活性化できるよう2020年には『アイデア取引オンラインプラットフォーム』を新たに構築していく予定である」と述べた。