知的財産ニュース 特許庁、模倣品の摘発2位は健康食品…1位は?

2019年8月26日
出所: 韓国特許庁

秋夕をきっかけに「偽物OUT、正品OK」K-ブランド保護の説明会を開催

特許庁は8月28日午後1時30分、韓国知識財産センター(ソウル市駅三洞)で国民と特許庁の知的財産政策記者団などを対象に「K-ブランドの保護のための政策説明会」を開催することを明らかにした。

今回の説明会は「模倣品の流通実態と知的財産権の保護の重要性」、「本物を使うことによる正しい消費文化」に対する専門家の講義と本物・偽物の区別のための「偽物OUT、本物OK」の体験イベントを並行する。

最近5年間の模倣品の取り締まり現状(※)によると、マスクパックなど化粧品類が78万8,298点で1位となり、民族的祝祭日のプレゼントとして人気の健康食品が64万2,573点で2位だった。

(※)2015年~2019年7月の間、模倣品として敵発され、押収された物品は約917万5,000点、本物価額としては2,985億ウォンに達し、1,650人が刑事立件された。

インスタグラムやフェイスブックなど、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用した販売が増加し、オンラインモニタリングのシステムを利用した取り締まり(※)も2014年5,802件から2018年にはなんと6,406件に増えた。

(※)(2015年)6,091件→(2016年)6,256件→(2017年)6,347件→(2018年)6,406件

一方、今回の説明会には、特許庁と関税庁の政策記者と警察庁のブログ記者が参加し、取材記をソーシャル・ネットワーキング・サービスのサービスに掲載し、模倣品の根絶と被害予防のための広報を支援する計画である。

また、専門家の講義内容など、今回の説明会の主な内容は特許庁のユーチューブ放送「4時!特許庁です」を通じて広報する予定である。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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