知的財産ニュース 特許庁、WIPOと共同で国際出願総合説明会開催

2019年7月16日
出所: 韓国特許庁

海外知財権確保から紛争解決までパッケージで説明

特許庁は、世界知的所有権機関(WIPO)と共同で、7月17日(水曜)午前9時30分から韓国知識財産センター(ソウル市駅三洞)の19階大会議室で、海外進出企業および専門家、一般人を対象に「WIPO国際出願総合説明会(WIPO Roving Seminar)」を開催する。

国際出願の活性化や韓国企業の海外知財権保護強化のために設けられた今回の説明会では、WIPOの専門家が直接韓国を訪問し、WIPOの国際特許・商標・デザイン出願システムの長所、WIPOの特許検索エンジン(PATENTSCOPE)、商標検索エンジン(Global Brand Database)などといった検索ツールの利用方法について説明を行う予定である。

また、WIPOの国際出願サービスを利用して確保した海外知財権などに紛争が発生した場合、より迅速かつ経済的に解決できるWIPOの代替的紛争解決サービスに関する説明も行われる予定であり、海外知財権確保から保護まで一度に分かることができる機会と期待される。

特許庁産業財産保護協力局長は、「今回の説明会を通じて、韓国企業の海外知財権確保および多様な紛争解決方法に対する理解を深める契機になることを望む」と述べた。

「WIPO国際出願総合説明会(WIPO Roving Seminar)」は、個人、企業、専門家など、関心のある人であれば誰でも無料で参加できる。事前登録は所属、担当業務、連絡先を記載の上、yggong1@korea.krまで申請すれば良い。現場登録も可能である。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195