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知的財産ニュース スマートフォン、考えで動作する時代が来る

2019年10月29日
出所: 韓国特許庁

脳波を利用して電子機器を制御する特許出願が増加

考えるだけで電子機器を制御する技術は、今まで「マトリックス」、「ロボコップ」などの SF映画の話だと思われてきた。しかし、このような先端技術が近いうちにスマートフォン、コンピュータなどの多様な機器に適用され、日常生活に大きな変化を呼び起こすと予想される。

特許庁によると、人間の頭脳をコンピュータまたは機械と有線・無線で繋ぎ、考えを感知してコンピュータや機械を制御する、ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)または、ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)(※)技術に関わる特許出願が最近、増加傾向にあることが分かった。

※ブレイン・マシン・インタフェース(Brain-Machine Interface:BMI)またはブレイン・コンピュータ・インタフェース(Brain-Computer Interface:BCI)は、人間の頭脳と機械、またはコンピュータを連結し、脳神経から発生する脳波(電気信号)を測定および分析し、機械またはコンピュータを直接制御する技術である。

現在、普遍的に使われている「タッチ」方法は物理的な動作を利用しているため、命令の入力速度と量に制約がある一方、BCI・BMI方法は人の脳波をリアルタイムで分析して電子機器を自動制御し、多くの命令データをリアルタイムで処理することができるという点で、未来のインタフェース技術として注目されている。

特許庁の分析によると、BCI・BMI技術に関する国内の特許出願は、2012年までは年間18件以下に過ぎなかったが、2013年以降には年間90件以上まで増加したことが分かった。

全体の特許出願の中、内国人・外国人はそれぞれ65%(334件)、35%(182件)を占めており、内国人の中ではサムスン電子(15%、77件)、LG電子(7%、35件)が、そして外国人では、e-Bay(7%、36件)、Immersion Corp.(5%、25件)がそれぞれ上位を占めている。

細部技術別では、脳波分析分野が73%(374件)、脳波測定設備が9%(47件)と最も多く、これにより、BCI・BMI技術の成功可否は、人間の脳波をどれほど正確に測定して分析するかに左右されるということが分かる。

そもそもBCI・BMI技術は、障害者のリハビリと治療を助ける医療用から始まった。しかし最近、脳波測定・分析技術が高度化することにより、「仮想および拡張現実ゲーム分野」(182件、35%)、「医療用インタフェース分野」(120件、23%)、「スマートフォン、コンピュータなど電子機器の制御分野」(66件、13%)、「ニューロマーケティング分野」(49件、10%)、「遠隔制御用ロボット、ドローンなどの産業分野」(33件、6%)などへと出願領域が広がっている。これをみると、日常生活の中で考えることだけで、スマートフォンや家電製品などを動作する日が遠くないと思われる。

特許庁加工システム審査課長は、「BCI・BMI技術は、現在のタッチ方法を次ぐ次世代の技術として、今後、医療、ゲーム、ロボットなど産業全般への波及効果が大きくなると予想される。したがって、基礎的な中核技術である「脳波測定および分析技術」に対するR&Dを強化し、重要な特許技術競争力を早期に確保することが重要である」と強調した。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:浜岸、曺(チョウ)、柳(ユ)
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
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