知的財産ニュース 「2019慶南知的財産フェスティバル」開催!

2019年9月25日
出所: 韓国特許庁

9月26日、昌原文星大学校で「慶南知的財産フェスティバル」を開催

特許庁は、9月26日に慶尚南道とともに、昌原文星大学校(慶南昌原市)で「2019慶南知的財産(IP)フェスティバル」を開催する。

今年で4回目を迎える慶南知的財産フェスティバルは、優秀な発明品の展示・体験イベントだけでなく、IP採用博覧会など多彩な特別イベントが行われ、地域住民が発明と科学を身近に感じて楽しめる地域最大級の知的財産祭典である。

主要行事としては、中小企業の知的財産戦略に関する講演、知的財産経営の優秀事例の紹介と同時に、地域経済の活性化と雇用創出のため、慶南地域の優秀IPおよびR&D企業とデザイン専門企業など計20社が参加する採用博覧会が開催され、現場での面接を通じて直接採用する予定である。

採用博覧会では、現場で面接を受けられるよう、履歴書・面接に関するコンサルティングサービスをはじめ、求職者の職適をタロットカードで占う、興味深いイベントも行われる。

フェスティバル期間中は、ドローン、3Dプリンティングなど、第四次産業革命時代の先端科学技術を体験できる多彩な体験イベントも開かれる。

一方、今回のフェスティバルでは、慶南の知的財産創出・活用・保護に貢献した知的財産の有功者への表彰式と、優れた発明アイデアで入賞した受賞者を激励する「第10回慶南知的財産戦略大会」の授賞式も行われる。

フェスティバルの後には特許庁次長が、日本の輸出規制による企業における知財権関連の隘路事項に対応するために、昌原所在の素材・部品関連企業のKORTEKを訪問し、現場の意見を聴取する時間が設けられている。

KORTEKは主に空港、防衛産業、原子力発電、半導体などに使われる部品のめっき、コーティングなどを表面処理する専門企業である。

今回の訪問は、韓国中小企業の素材・部品の競争力を強化するため、表面処理技術分野で優秀な技術力を持っている中小企業の意見を聴取し、効果的な支援対策を講じるために行われた。

特許庁次長は、「今回のフェスティバルが、未来産業を予測し、地域住民が技術の自立の中心にある知的財産を直接に体験する場になることを望む」とし、「特許庁は、韓国の中小企業が知的財産を基に、新たな成長エンジンと新しい市場、質の高い雇用を創出し、韓国のイノベーション成長をけん引することができるよう積極的に支援して行きたい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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