知的財産ニュース 「大学(院)生発明人材の創造的な挑戦コンテスト」

2019年3月12日
出所: 韓国特許庁

「2019年大学創造発明大会」の参加申込開始

韓国特許庁と韓国科学技術団体総連合会が共同主催し、韓国発明振興会が主管する「2019年大学創造発明大会」(以下、「大会」)の参加申込が3月11日(月曜)から4月22日(月曜)まで行われる。

本大会は、大学(院)生の創造的なアイデアを発掘してそのアイデアに対する知的財産コンサルティングを提供し、参加者が特許出願と事業化の過程を自ら体験できる発明大会であり、出品部門は「自由部門」と「公募部門」である。

「自由部門」は周りの特定の問題を解決できる斬新な発明のアイデアを提出して競合し、「公募部門」は企業が課題を出題し、学生がその課題を解決できる発明のアイデアを提出して競合する。

約50件の最終受賞作については、大統領賞などの賞状と賞金が授与され、就職におけるインセンティブも提供される予定である。

特に、今年は昨年より優秀作の賞金が拡大するとともに、学生が自らアイデアの完成度を高めることができるよう、オンライン事前教育と「知的財産サマースクール(IP-Summer School)(注1)」など、段階別の知的財産教育を新たに実施する。

今年初めて行われるオンライン事前教育は第1回、第2回に分けて実施される。第1回オンライン事前教育は学生のアイデアの品質を高めるために、申し込み予定のすべての学生を対象にアイデア発想法(Triz)、先行技術調査、明細書の理解などについての教育を実施する。

第2回オンライン事前教育はサマースクールに参加する発表審査学生を対象に実施し、明細書作成、技術移転および事業化戦略など、知的財産に対する基本理論についての教育を実施する。オンライン教育を受けた後、学生はサマースクールに参加して自分のアイデアを知的財産権にし、これを事業化する方法を体験する。

特許庁産業財産政策局の局長は、「大韓民国のイノベーション成長のためには将来の創造的な人材育成が非常に重要だ」とし、「この大会に参加する大学(院)生が創造的なアイデアを出して起業に挑戦し、韓国の第2のベンチャーブームを巻き起こす主役に成長してほしい」と語った。

参加申込は、個人又はチーム(3人以内)を組んだ国内の大学(院)生なら誰でも可能であり、受付期間に参加申込書を大会のウェブサイトにオンラインで提出すれば良い。

詳細については大会のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますと事務局(韓国発明振興会知的財産人材育成室、02-3459-2813)までお問い合わせを。

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