知的財産ニュース 光州知識財産センター、最優秀地域知識財産センターに選定

2019年2月26日
出所: 韓国特許庁

特許庁地域知識財産センターに対する2018年度成果評価の結果を発表

韓国特許庁は17の広域自治体に設置・運営されている地域知識財産センター(注1)を対象に2018年度事業遂行に対する評価を実施し、その結果を発表した。

今年の評価では、各評価項目について高い評価を受けた光州知識財産センターが最優秀センターのみに授与される産業通商資源部長官賞を受賞した。

忠北知識財産センターは「非常に優秀」の評価を受け、慶南知識財産センター、大邱知識財産センター、慶北知識財産センター、釜山知識財産センター、晋州知識財産センターが「優秀」の評価を受けて特許庁長賞を受賞した。

地域知識財産センターは、昨年一年間で知的財産創出支援、創業促進事業を行うことで、199件の技術ベースの創業、創業企業向けのIPコンサルティングによる雇用創出、輸出有望企業に対する海外中心の知的財産権の支援を行い、1,063億ウォンの輸出額増加などの成果を上げた。

最優秀センターに選定された光州知識財産センターの支援を受けたA社は、保有技術の分析および特許ポートフォリオ構築などの支援を通じて、68億ウォンの民間投資を誘致し、前年に比べて売上高が8倍増という成果を収めた。

このような成果の創出に寄与した優秀事例を発掘・拡散するために、特許庁は毎年、地域知的財産センターの成果を評価している。

特許庁は2月26日に忠南扶余で開催される「地域知識財産センター総括ワークショップ」で優秀なセンターを表彰し、産業現場で中小企業が直面する悩みを聴取して政策の策定に反映するなど、特許庁と地域知識財産センターとのコミュニケーションの場を設ける。

特許庁産業財産政策局の局長は、「全国27の地域知識財産センターが産業現場で資金、IP戦略不足などにより、苦戦している中小企業にIPベースの起業から成長段階別に必要な支援をタイムリーに提供するだけでなく、グローバル市場を開拓する海外の知財権確保を支援し、地域の中小企業がイノベーション成長の主役になれるように支援する真のパートナーになることを期待している」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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