知的財産ニュース 特許庁特別司法警察、3月から特許・デザイン・営業秘密侵害まで捜査を拡大

2019年2月12日
出所: 電子新聞

韓国特許庁が知的財産権侵害の取り締まりを強化する。来月から特別司法警察による捜査・取り締まりの範囲を偽造商標の取り締まりから特許、デザイン、営業秘密侵害の捜査まで大幅に拡大する。

特許庁は12日、知的財産市場を活性化させるために、3月19日から特別司法警察による取り締まりの範囲を拡大し、検察と警察だけでは不十分であった知的財産侵害事件の捜査に専門性を付与すると明らかにした。

特許庁特別司法警察の事務所はソウル、釜山、大田にある。計24人が勤務しており、10年以上商標権侵害を判断してきた特許審査審判官も含まれている。 

特許庁は7月から施行される懲罰的損害賠償と中小企業の技術奪取防止活動などと連係し、知的財産市場の活性化と健全な知的財産エコシステム構築を図っていく計画である。

特許庁産業財産調査課の課長は、「知的財産に対する認識と制度が不十分で、知的財産が適切に保護されていないのが現状」とし、「特許庁特別司法警察による捜査・取り締まりの範囲を特許・デザイン・営業秘密までに拡大することで、発明者の意欲が高まり、企業の技術開発は進み、産業発展にも寄与できるだろう」と述べた。 

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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