知的財産ニュース 国際特許出願（PCT）、これからは一度で便利に!

2019年1月2日からePCTで出願書を直接提出

韓国特許庁は世界知的所有権機関（以下、WIPO）と提携し、PCT電子出願手続きの簡素化に成功したと12月27日に発表した。

特許庁はWIPOと協力し、韓国の電子出願サイト特許路（注1）とWIPOの電子出願サイトePCT（注2）のアカウントを連携するシステムの開発を完了した。これで、2019年1月2日からは「ePCT」でPCT国際出願書の作成から提出まで一度で終わらせることができる。

出願人は、「特許路」にログインし、「ePCTアカウント情報連携」を選択してePCTにログインすれば、一度でウェブ方式でPCT国際出願サービスを利用することができる。

今後も特許庁とWIPOはPCT国際出願の状況に対するモニタリングを拡大するなど、PCTに関するさまざまな情報を提供するために、交流を継続的に拡大していく計画である。 　

特許庁情報システム課の課長は、「IPサービスの国際化に向けてWIPOと緊密に協力し、ウェブ出願サービスの連携を構築した」とし、「PCT電子出願手続きの簡素化に伴い、海外での特許取得が必要な第四次産業革命に関わる中核技術の迅速な国際出願が可能になった」と述べた。