知的財産ニュース 特許庁、ドミニカ共和国で適正技術コンテストを開催

2018年12月4日
出所: 韓国特許庁

12月4日、サントドミンゴで授賞式

韓国特許庁は、ドミニカ共和国の首都サントドミンゴで現地時間12月4日(火曜)、在ドミニカ共和国韓国大使、ドミニカ共和国の特許庁長や高級官僚などが参加した中、「2018年適正技術コンテスト」の授賞式を開催する。

「適正技術」とは、地域の環境や特性を踏まえて考案された技術のことで、先端技術に比べて低コストで実現することができ、途上国に適した技術を意味する。「適正技術コンテスト」は日常生活での問題を把握し、特許情報を活用した適正技術を用いて解決策を見つける大会である。

今回のコンテストは韓国特許庁と世界知的所有権機関(WIPO)が共同で主催した。「日常生活のための革新的な発明(Innovative Solutions for Everyday life)」をスローガンに掲げて、「農業分野における適正技術」をテーマに応募し、63件が出品された。

特許庁は2011年からWIPO韓国信託基金を活用し、ベトナム、モンゴル、タイなど、これまで12カ国で計16回の適正技術コンテストを開催してきた。ドミニカ共和国は2016年中南米地域で初めてコンテストを開催して以来、現地の問題解決に適した「特許情報を利用した適正技術」の効果について認識し、今年まで3回連続でコンテストを開催した。

特許庁産業財産保護協力局の局長は、「適正技術コンテストを開催して途上国の需要を発掘し、知的財産に対する途上国の認識を高めることができるだろう」とし、「特許庁は、韓国が強みを持つ知的財産分野で途上国を支援する事業を推進していきたい」と述べた。

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