知的財産ニュース 全羅南道の経済活性化と雇用創出、知的財産が正解

2018年11月28日
出所: 韓国特許庁

11月30日、和順のハニウム文化スポーツセンターで「全南知的財産フェスティバル」を開催

韓国特許庁と全羅南道は知的財産による地域経済の活性化と雇用創出のために、11月30日ハニウム文化スポーツセンター(全羅南道和順)で「2018全南知的財産フェスティバル」を開催する。

今回のイベントは全南知識財産センターをはじめ、14の機関が共同で主管する。イベントでは知的財産を基盤とする起業と優秀な成長事例、優秀な特許技術を活用した製品が展示され、全羅南道地域の優れたIP企業やR&D企業、社会的企業など26社余りが参加する採用情報イベントが開かれる。

また、全羅南道地域の雇用支援機関(全羅南道雇用総合センター、和順郡雇用センター)が求職者との踏み込んだ相談を行い、教育訓練情報を提供するなど、求職者の就職活動を支援する。  

さらに、大学、公共機関などが保有する技術の事業化の促進に向けた技術移転契約を締結し、IP専門家と企業支援機関(注1)が参加して知的財産に関する相談はもちろん、法律、起業、販路など、中小企業が抱える問題の解決に積極的に乗り出す。

他にも道民、企業家、児童生徒など誰でも参加できる路上ライブ形の「サイエンス・バスキング」と道民をクイズ番組に出演させることで、知的財産への関心を高める予定である。

イベント期間中は普段接することのないVR(仮想現実)・AR(拡張現実)、ドローン、3Dプリンティング、ロボットなど、第4次産業革命時代の先端科学技術を体験できる多彩な体験イベントも開かれる。

イベントでは、全羅南道地域の知的財産の創出・活用・保護に貢献した知的財産の有功者への表彰、「全南創造コンテスト」で優れたアイデアで入賞した受賞者への授賞式も行われる。

特許庁長は、「第4次産業革命時代における中核的競争力である知的財産は、創造的かつ挑戦的な発明から始まる」とし、「特許庁は地域に発明のブームを巻き起こし、知的財産による地域経済の活性化、質の良い雇用創出につなげるために取り組んでいきたい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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