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知的財産ニュース 便利で正確な生体認証、グローバルな特許競争が激化

2018年7月26日
出所: 韓国特許庁

バイオメトリクス技術に関する国際出願が急増

韓国特許庁によると、直近5年間で公開となったバイオメトリクス技術に関するPCT国際出願件数は、2013年には180件であったが、年平均23.7%の伸びを示し、2017年には421件となるなど急増したことが分かった。

バイオメトリクス市場規模は2016年には32.4億ドルとなり、年平均20.8%で成長したが、2023年には122.2億ドルに達する見通しである。そのため、サムスン、アップルなどのICT企業もバイオメトリクス技術の開発に伴い、グローバルな特許権の確保にも拍車をかけている。

出願件数が多い企業を見ると、サムスン(44件)の特許件数が最も多く、次いでインテル(39件)、クアルコム(38件)、MS(27件)、日立(26件)、富士通(23件)、アップル(22件)、マスターカード(22件)、モルフォ(18件)、LG電子(15件)の順であった。

全般的にスマートフォン関連の企業が多く、金融関連のマスターカード、アイデミア(IDEMIA)に改名したフランスのバイオメトリクス専門企業であるモルフォも上位入りを果たした。

バイオメトリクス別に見ると、指紋が394件(28.4%)で最も多く、続いて虹彩315件(22.7%)、顔255件(18.3%)、静脈144件(10.4%)、音声116件(8.4%)の順であった。  

バイオメトリクス技術の活用分野を見ると、モバイル・ウェアラブル分野が318件(22.9%)で最も多く、次いでヘルスケア244件(17.6%)、支払い決済192件(13.8%)、出入管理162件(11.7%)の順であった。そのほか、スマートホーム、スマートカーなど、モノのインターネット(IoT)を基盤とする産業分野でもバイオメトリクス技術を積極的に活用していることが明らかになった。

出願人を国籍別に見ると、米国が719件(51.8%)で圧倒的に多く、続いて日本165件(11.9%)、韓国118件(8.5%)、中国87件(6.3%)の順であった。

超高齢化社会に突入した日本はヘルスケア分野で、アリペイなどの簡単決済が普及している中国は支払い決済分野で優位に立っている。韓国は全分野で均等に出願しているものの、支払い決済分野の出願件数は中国や日本に比べて少ないため、この分野に対する技術開発や特許出願が急がれることが分かった。

特許庁国際特許出願審査1チームのチーム長は「モバイル、出入管理のほか、幅広い分野でバイオメトリクス技術を活用した国際出願が急増していることを見れば、バイオメトリクスの市場規模は今後も成長するとみられる」とし、「韓国企業も市場競争力を持つためには、グローバルな特許権の確保に有利なPCT国際出願を積極的に活用する必要がある」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:浜岸、曺(チョウ)、柳(ユ)
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195

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