知的財産ニュース 「特許とR&Dの雇用キャンプ」で就職の門を開けてください
2018年5月9日
出所: 韓国特許庁
今月からIP-R&Dサマーキャンプの申請を開始する
韓国特許庁は知的財産に関心のある大学(院)生などを対象にし、「IP-R&D(注1)サマーキャンプ」の申請を今月から開始すると発表した。
*申請対象者:知的財産教育先導大学の学生、又は関連業界への就職・起業希望者
このキャンプは今年に初めて開催され、企業現場で実際使われている特許分析の方法論を学び、身につけることで、知的財産分野への就業や起業を支援するために開かれる。
サマーキャンプは8月20日(月曜)から31日(金曜)までの2週間にわたり、大田の国際知識財産研修院で合宿教育を実施する。
キャンプでは特許分析概論などの理論授業とともに、明細書の作成および特許ビッグデータの分析などの実務授業が実施される。最後には受講生向けのIP-R&Dコンテストと就職特講も開催される。
キャンプの修了者にはIP-R&Dの現場実習を専門家によるメンタリングの形で支援し、2018年下半期に開催されるIP-R&D雇用博覧会で企業との就職マッチングを優先的に図る。
これまでIP-R&D教育によって就職に成功した例を考えると、今回のサマーキャンプも知的財産分野への就職に役立つと見込まれる。その理由としては、特許庁は2014年から科学技術情報通信部(韓国女性科学技術者支援センター)、女性家族部(女性再就職センター6カ所)と協力してキャリアの途絶えた理工系女性などを対象にし、IP-R&D教育を支援してきたが、直近4年間の修了者数の53%に達する123人が関連業界に就職する芳しい成果を上げたことが挙げられる。
特許庁産業財産創出戦略チームのチーム長は「今回のサマーキャンプは、現場密着型IP-R&D実務教育で構成された雇用キャンプだ」とし、「IP-R&Dサマーキャンプが知的財産に関心のある大学(院)生などの就職につながることを期待している」と述べた。
6月30日(土曜)までに全国17の知的財産教育先導大学事業団に申請でき、別途の選抜過程を経て、計30人の受講者を決める予定である。詳細については主管機関である韓国特許戦略開発院(02-3287-4358)まで。
*知的財産教育先導大学:公州大学、金烏工科大学、東国大学、慶熙大学、国民大学、牧園大学、安東大学、郡山大学、大真大学、東亜大学、ソウル科学技術大学、延世大学、嶺南大学、済州大学、慶星大学、成均館大学、漢城大学
注記
-
R&Dの初期から特許ビッグデータを活用して最適な技術開発の方向を探し、空白技術に対する優秀な特許を先取りする戦略
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、李(イ)、半田(いずれも日本語可)
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195