知的財産ニュース 特許庁とWIPO、共同でオンライン上の知的財産教育課程を運営

2018年4月3日
出所: 韓国特許庁

実際のビジネス現場で活用可能な知的財産の基礎から実戦までの教育

韓国特許庁は、世界知的所有権機関(WIPO)と共同でIPパノラマを活用した英語の知的財産教育課程を運営すると発表した。知的財産学習サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで5月9日までに受講申請が可能で、申請後直ちにオンライン教育課程に参加することができる。  

同課程では、ビジネス観点からの知的財産活用戦略についてストーリーテリング方式で分かりやすく紹介している。オンライン課程で優秀な成績を収めた人は、10月にソウルで開催される知的財産分野で世界的に有名な碩学の講義に招待される予定である。

IPパノラマとは、特許庁、WIPO、韓国発明振興会が2005年から共同で開発したオンライン上の知的財産教育コンテンツを意味する。IPパノラマは知的財産に関する基本概念から技術ライセンス、知的財産の価値評価、国際ビジネス環境における知的財産活用戦略など、踏み込んだ内容も扱っており、英語、フランス語、スペイン語など、世界24の言語に翻訳され活用されている。

IPパノラマを活用したオンライン上の英語の知的財産教育課程である「韓国‐WIPO共同国際知的財産教育課程(AICC; Advanced International Certificate Course)」は、国内外の企業の知的財産活用能力を向上させるための専門人材養成プログラムで、12週間コースである。

4月4日からは1期コースが、4月18日からは2期コースが行われる。オンライン課程の受講生のうち、成績優秀者は10月にソウルで開かれる、知的財産分野で世界的に有名な碩学の講義に招待され、より高度な知的財産活用戦略などを学ぶことができる。

知的財産に関心のある人なら誰でも「韓国‐WIPO共同国際知的財産教育課程」を申請することができる。1期コースの募集は4月11日まで、受講申請および詳細については、知的財産学習サイトで確認できる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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