知的財産ニュース 特許庁、「2018 D2Bデザインフェア」大会を発表

2018年3月26日
出所: 韓国特許庁

特許庁、創造的デザイナーの発掘とIP強化を支援

韓国特許庁と韓国貿易協会が主催する「2018 D2B(Design‐to‐Business)デザインフェア」の作品応募を5月1日から6月8日まで受け付ける。

今年で13回目を迎えるこの大会は優秀なデザインを企業に提供し、デザイン権を通じてロイヤリティを確保する差別化された公募展である。企業側が必要とするデザインを問題に出すだけでなく、審査、授賞、ライセンスまでの全ての過程に企業が参加して商品化することが特徴である。

出品部門は「企業出題部門」と「自由出品部門」に分かれ、事業性や創造性、審美性、現実性などについての検討過程を経て優秀作が選定される。

「企業出題部門」は大会に参加した企業などが課題を提示すると、デザイナーがその関連のデザインを出品する方式であり、「自由出品部門」はデザイナーが自由に考案したデザインを出品する方式である。

出品作のうち、1次審査を通過した参加者は7月に開催される「D2Bサマースクール」に参加し、出品したデザインが権利として保護されるよう、知的財産制度や出願要領、企業のメンタリングなどの教育を受けることになる。

創造性と事業性に優れたデザインに対して2次審査を行い、11月16日に受賞作を発表する。授賞式は12月6日に行われる予定で、大賞1点(産業通商資源部長官賞、賞金500万ウォン)、金賞3点(特許庁長賞2、韓国貿易協会賞1、賞金300万ウォン)などを表彰する。受賞者には知的財産権のライセンス契約過程を支援し、過程に参加した企業が生産する場合、契約に基づいてロイヤルティを支払う予定である。

18歳以上の参加希望者は、誰でも個人又はチームでデザインを出品することができる。大会のホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで事前に登録した後、5月1日から6月8日までにデザインを出品すれば良い。

特許庁産業財産人材課の課長は「今回の事業を通じ、デザイン権利化に対する認識向上を図り、若いデザイナーが起業や企業の中核となるデザイナーに成長する機会になることを願っている」と述べた。

詳細については、大会のホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、又はD2Bデザインフェアの事務局(02-924-0582)までお問い合わせを。

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