知的財産ニュース 特許庁、先行技術調査専門機関登録制度を導入

2017年1月20日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁は1月24日(火)午後2時、先行技術調査専門機関登録制度の説明会を韓国知識財産センターの大会議室で開催すると明らかにした。

特許庁は、特許審査業務の一部である先行技術調査業務を外部の専門機関に外注している。これを通じて、過度な審査業務の負担を緩和して迅速な審査処理期間を維持し、審査品質を高めてきた。

しかし、これまでは指定された専門機関に限って先行技術調査事業に参加しており、専門性のある小規模会社の新たな参入が難しかった。これを受け、特許庁は特許先行技術調査専門機関登録制度を導入し、専門機関の自律競争体制を強化し調査品質を向上させる計画だ。

今回の説明会では、従来に指定された専門機関及び新たに先行技術調査専門機関として登録を受けようとする知的財産サービス会社などを対象に、専門機関登録制度の具体的な内容と日程について説明を行い、業界の様々な意見を聴取する予定だ。

特許庁のパク・ジョンジュ特許審査企画課長は「今回の説明会が技術的・法律的専門性を備えた企業が先行技術調査事業に参加する上で参考になることを願う。専門機関の競争体制が強化され、調査の品質が向上すれば、最終的には審査サービスの質の向上につながると思う」と話した。

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