知的財産ニュース 第2回優秀なハングル商標の選定結果を発表

2017年9月25日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁は571周年となるハングルの日を迎え、今年2度目の優秀なハングル商標を選定し、発表した。この行事はハングル商標の使用を活性化させるために文化体育観光部と国立国語院の後援で国民の積極的参加のもと、行われた。

今回の行事は優秀なハングル商標を発掘し賞を与えることによって社会全般に外国語の商標または、国籍不明のインターネットユーザー用語などが氾濫する中、親近感がありつつも呼びやすく洗練されたハングル商標の使用を奨励するために行われる。

計209件の商標の応募があり、特許庁商標デザイン審査局による基礎的要件審査を経て78件を選別した。国立国語院では内部および外部の国語専門家が審査委員となり、規範性および斬新性など6つの基準から、この78件の順位を決めた。このうち48件について、計348人のインターネットユーザーが参加した投票を経た後、最終的に特許庁、文化体育観光部および国立国語院の3つの機関の専門家らが順位確定委員会を開催し、3つの部門で7つの受賞商標を決定した。

文化体育観光部長官賞の「美しい商標」では「タナワ」が、特許庁長賞の「きれいな商標」では「カヌラ」がそれぞれ選ばれた。国立国語院長賞の「心のこもった商標」では「クルチャンマル」、「クルムダリ」、「イェップンウムチャリ」、「ピンムルナム」、「タガジン」が選ばれた。今年のハングルの日に先立ち、9月26日午前10時に特許庁ソウル事務所で授賞式が行われる予定である。

特許庁商標デザイン審査局の局長は「外国語が分別なく乱用されている今日この頃だが、ハングル商標使用の拡散を目指してハングルの日に先立ち開催したこの行事に、多くの国民からの反応があった」とし「今後も毎年、優秀なハングル商標選定大会を開き、私たちの先祖の遺産であるハングルの活用と発展のために特許庁として貢献していきたい」と述べた。

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