知的財産ニュース 第2回特許情報活用アイデアコンテスト

2016年8月10日
出所: 韓国特許庁

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特許庁は、特許やデザイン等、知的財産情報に対する国民の関心を高め、これを活用した起業を促進するために、「第2回特許情報活用アイデアコンテスト」を開催すると明らかにした。

特許庁の知的財産情報とは、特許・商標・デザイン等に対する出願又は登録された公開情報をいい、現在特許情報検索サービス(www.kipris.or.kr外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)と特許情報活用サービスのホームページ(http://plus.kipris.or.kr外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で提供している。

今回のコンテストは、知的財産情報を活用したクリエイティブな「アイデア企画部門」と「サービス商品化開発部門」の2つの分野で行われ、韓国民なら誰でも応募できる。

アイデア企画部門では、知的財産情報を必要とする国民・企業に一層容易に提供できる斬新なアイデアを募集し、

サービス商品化開発部門では、人工知能、ビックデータ、クラウドソーシング(Crowd Sourcing)等の最新のICT技術を活用したり、企業・商品等他の分野の公共データを結合させたサービスモデル(モバイルアプリ、ウェブサービス、S/W等)を募集する。

参加を希望する者は、8月10日(水)から9月18日(日)まで特許情報活用サービスのホームページ(http://plus.kipris.or.kr外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)にて申請することができる。

当選作は、関連分野の専門家で構成された審査団の1次書類審査と2次発表審査を経て選定され、授賞式は9月28日(水)に開催される計画だ。

各分野別の受賞者には、特許庁長賞、韓国特許情報院長賞と褒賞金(大賞300万ウォン)をそれぞれ授与し、行政自治部主催の第4回公共データ活用起業コンテスト本選(2016.11月)への推薦と特許庁の特許情報データの無償提供(1年)等、多様な特典が与えられる。

特許庁のイ・ジェウ情報顧客支援局長は「今回のコンテストを通じて、クリエイティブな知財情報活用のアイデアが発掘され、起業にまでつながるように多くの関心と積極的な参加を期待する」と話した。

一方、2015年第1回コンテストの大賞は、「サービス商品化開発」部門の「特許ビッグデータ自動検索システム」が受賞したが、該当チームは現在、起業して活動している。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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