知的財産ニュース シルバー用品のデザイン出願、毎年急増

2016年10月12日
出所: 韓国特許庁

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京畿道果川に住むキムさん(73歳)は、朝起きて血圧計で血圧をチェックした後、補聴器を着用してシルバー歩行補助車に頼って、近くの老人福祉センターを訪れた。福祉センターで1日を送って夕方頃に家に帰ってきたキムさんは、疲れてマッサージチェアに座って疲れを解消してから寝床に入った。

65歳以上の高齢者の人口が657万人(2015年時点)となる等、急速な高齢化に伴い高齢者のためのシルバー用品が注目を受けている中、シルバー用品に関するデザイン出願が増加している。

特許庁によると、主要シルバー用品[1]デザイン出願は2006年134件から2009年165件、2012年235件、2015年350件と10年間2.6倍増加した。これは同期間デザイン出願の平均増加率1.3倍(2006年51,039件、2015年67,054件)より2倍高い数値となる。

今年の出願件数も9月現在、319件に上り、このままなら、昨年の出願件数を超えるものと予想される。

物品別のの出願現況を見ると、最近高価のシルバー用品として脚光を浴びているマッサージチェアの場合、2006年12件から2015年26件새2.2倍増加した。代表的な親孝行商品であるマッサージ機は30件から86件と2.9倍増加した。また、動きにくい高齢者の足になってくれるシルバー歩行補助車や車椅子の場合、2006年8件から2015年21件と2.6倍増加したことが分かった。

多出願企業を用品別(2006~2016.09)にみると、マッサージチェアは、株式会社ボディー・フレンドが27件と出願を主導しており、シルバー歩行補助車と車椅子は、株式会社イージームーブが7件、血圧計・血糖計はオムロンヘルスケアが33件となり、それぞれ1位を維持している。

シルバー用品の出願は、主に個人(出願全体の60.0%)と中小企業(25.0%)を中心に行われているが、シルバー産業の成長可能性を考慮すると、今後大手企業による出願も拡大すると予想される。

外国人による出願(2006~2016.09)は、シルバー用品全体2,531件のうち260件で10.3%に達しており、同期間のデザイン出願全体に対する外国人出願の比率5.8%(全体643,111件のうち37,386件)に比べ1.8倍高く、シルバー用品において外国人の出願が活発であることが分かった。

特許庁のチェ・ギュワン商標デザイン審査局長は「購買力のある高齢者層の増加でシルバー産業の持続的成長が予想され、シルバー用品の出願の増加傾向は続くと思われる。シルバー世代の日常生活の利便性と満足感を高める製品を開発するための企業の努力は続く見通しだ」と述べた。


注記

[1] シルバー世代(高齢者)向けの健康・日常生活用品で、歩行補助用品(シルバー歩行補助車、車椅子)、マッサージ用品(マッサージチェア、マッサージ機器等)、健康測定用品(血圧計等)、漢方健康用品(針、お灸等)、(排便おむつ用品(大人用おむつ用品等)、生活福祉用品(補聴器)等

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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