知的財産ニュース テレビ番組・芸能人名などを狙う商標ブローカーの撲滅に

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特許庁は、「無限挑戦-土土歌」のように有名テレビ番組の名称を番組と関係のない個人が商標として出願した場合、登録を受けられないように商標審査基準を改正し、2015年1月1日から施行した。

これによって、テレビ番組および芸能人の名称が公開されるや否やその商標を先取りし、経済的利益を手に入れるなど、悪質な商標ブローカー行為が一層積極的に撲滅される見通しだ。

先日、バラエティー番組の「無限挑戦」で特集番組として放送した「土土歌(土曜日土曜日は歌手だ)」の場合も、本放送の前の11月24日に予告編で当該名称を見た特定の個人が商標を出願した。この度改正された商標審査基準は、「無限挑戦-土土歌」の事例のように、商標出願の時点で予告編が公開されただけで、その番組が有名になったとはみなされないとしても、権利者以外の者は当該名称を商標として登録できないように規定している。

しかし、このような国内環境とは異なって中国および東南アジア諸国では、韓流ブランドが現地の外国人によって商標先取りの脅威にさらされている。韓流ドラマの代表各と言える「星から来たあなた」の場合、ドラマの中で出てきたいわゆる「チョン・ソンイのコート」と「チメック」もドラマの人気に伴ってブームになってにもかかわらず、当該国における韓国企業の商標出願は、極めて低迷している。

従って、テレビ番組およびエンタテインメント事務所などは、ドラマや放送コンテンツが放送される前だとしても、国内はもちろん海外においても予め商標を出願することが望ましいと思われる。

特許庁商標デザイン審査局のパク・ソンジュン局長は、「中国および東南アジア諸国に拡散している韓流ドラマ・芸能人などについては、コンテンツの企画から商標出願などの商標権管理に対する具体的な戦略作りが必要だ。特に番組によって露出されたファッション、化粧品など、様々な商品についても商標を確保することが重要だ」と述べた。