知的財産ニュース 特許庁、青少年大邱科学館探検隊を開催

2015年7月21日
出所: 韓国特許庁

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特許庁は、国立大邱科学館と共同で7月17~18の両日間、「2015年度青少年大邱化学館探検隊」イベントを開催した。同イベントは国立大邱科学館にて開かれ、「天地人プログラム」、「1泊2日発明・科学キャンプ」を通じて小中高校の80人を対象に発明と科学との融合についての教育を実施した。

特許庁の国際知識財産研修院と国立大邱科学館が主催し、韓国発明振興会が主管した同イベントは、去年4月、国際知識財産研修院・国立大邱科学館・韓国発明振興会の間で締結された「知的財産基盤の創意人材養成及び発明・科学大衆化に向けた協力に関する了解覚書」による初の事業である。

同日、「天地人プログラム」には小学生約30人が参加し、地域の特性である漢方文化と発明・科学を融合させた様々な体験を通じて発明原理への理解を深めた。

また、中高生50人は「1泊2日発明・科学キャンプ」に参加し、3Dプリンタを活用した創意性教育、太陽・星座観測、天体投影質の観覧等、創意性と想像力の向上につながる様々な体験教育を受けた。

特に今回の大邱科学館探検隊は、同地域の特性である漢方文化を発明・科学教育に活用し、当該地域の青少年を優先選抜する等、地域の発明教育の発展に貢献したことから、地域住民から大きな歓迎を受けた。

国際知識財産研修院のビョン・フンソク院長は「科学は発明の基礎となるだけに、科学と発明は切っても切れない関係だ。国立大邱科学館の質の高い科学教育プログラムに国際知識財産研修院の発明教育の運営ノウハウが加わり、さらに充実した青少年教育プログラムが生まれたと思う。今回の大邱科学館探検隊が、青少年にとって、クリエーティビティーとチャレンジ精神を育むきっかけになることを期待する」と述べた。

一方、特許庁の国際知識財産研修院と韓国発明振興会は、発明・科学文化を全国に広めることを目標に、全国各地の科学教育機関と協力し、引き続き、科学館探検隊を運営する計画だ。

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