知的財産ニュース 植物品種知財権の統合検索サービスが開始

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国立種子院は、韓国に品種保護出願・登録されている全ての品種を一度に検索できる統合検索サービスを今月から提供すると発表した。

今回提供する統合検索サービスは、新品種の出願情報を効果的に提供するために構築された。

これまで植物新品種の知的財産権を登録する品種保護審査は、3つの機関で分けてタ行っており、統合検索等一括サービスを提供することには困難があった。

※植物品種保護制度運営機関：農園芸作物(国立種子院)、森林作物(森林庁森林品種管理センター)、水産植物(国立水産科学院国立水産植物品種管理センター)

国立種子院は、従来ホームページから提供してした農園芸作物の品種に加え、森林及び水産植物の品種まで検索できるよう資料を増やし、品種保護現況の統合検索サービスの基盤を整備した。

なお、これまで別途提供されていた特許庁の植物特許検索機能も統合され、植物知財権に対する統合検索が可能になった。

閲覧可能な情報内容としては、品種の出願人、育成者、出願日、出願番号、品種保護権、登録番号、登録日等、基本公開資料等があり、種子院ホームページ(植物知識財産権統合検索)から検索できる。

品種保護機関間の協力で生まれた同サービスによって、新品種の特性や品種名称の検索を容易にできるようになり、品種開発・研究のための基礎資料の検索に役立つだけでなく、故意性のない権利侵害を事前に予防することで、育成者の権利強化にも貢献するものと期待される。