知的財産ニュース 韓国大法院、特許訴訟における証拠調査手続き改善策を議論

2015年9月29日
出所: 電子新聞

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知的財産権の保護に向け、特許訴訟における証拠調査手続きの実効性を強化する対策について議論が行われた。

韓国大法院は、9月25日に開かれた「知識財産中心法院(IPハブコート)推進委員会」第4回目の会議で、特許侵害訴訟の証拠調査強化策について議論を行ったと発表した。

この日議論された内容に従い、今後特許訴訟の証拠書類提出において営業秘密保護に向けた手続きを導入し、提出命令に応じない場合は制裁を強化することにした。

また、提訴前の証拠調査手続きを取り入れ、事前にすべての調査を実施できるようにする方針だ。

一方、損害賠償額が少ないという指摘を受け、賠償額の適正化に向けた研究を始めることにした。

ハブコート推進委員会は、証拠調査方式の改善により知的財産権者の権利救済が強化されると同時に手続きの遅延が防止され、紛争の早期解決につながるものと期待している。

イ・ギジョン記者 gjgj@etnews.com

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