知的財産ニュース 特許庁、「発明の日」50周年記念の発明週間指定

2015年5月12日
出所: 韓国特許庁

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特許庁は、「発明の日」50周年を記念し、発明週間を指定して様々な発明イベントを開催する。

「発明の日」は、朝鮮時代の世宗大王が測雨器を発明した日である1441年5月19日を記念して1957年制定された法定記念日であって今年で50周年を迎える。

※1973年~1981年までは「商工の日」への統合により中断されたが、1982年から再開

特許庁は、発明週間を指定し、「発明50周年、創造韓国を開いていく」というスローガンの下、発明に関するイベントを集中的に開催し、国民の認識向上を目指している。

発明週間には、「発明の共生と保護(5月12日)」「発明と保護(5月13日)」「発明と青年(5月14日)」「発明と女性(5月15日)」「発明と事業化(5月18日)」「発明とフェスティバル(5月19日)」等からなる各テーマによって5月12日から19日まで様々なイベントが開かれる予定だ。

主なイベントとしては、5月14日~15日の二日間、プサンのプギョン大学で開催される「キャンパス造船海洋発明・特許フェスティバル」がある。他にも全国の大学生を対象に創造発明特許教室や特許ゴールデンベル、造船海洋技術展示会等が開かれ、3月から続けられてきた「特許明細書作成コンテスト」の授賞式も行われる。

5月15日から18日まではソウルのaTセンターにて「世界女性発明大会」及び「女性発明品博覧会」が開催され、女性発明家による多様で斬新な発明品が展示される。また、「世界女性発明フォーラム」では、女性発明活性化に向けた政府と民間の役割などをテーマに討論が行われる予定だ。

5月18日、インペリアルパレスホテルで開かれる「知識財産と価値創出国際カンファレンス」では、世界知的所有権機関(WIPO)のジョン·サンデージ事務次長の基調演説から始まり、欧州や米国、日本、ドイツ等の国内外IPリーダーと学者を招き、知識財産を活用して価値を創出した事例を共有する。

5月19日には、最後のイベントとして「第50回発明の日の記念式」がコエックスにて開催される。記念式典では、「今年の発明王」と始めとする発明功労者への褒償を行い、優秀な発明家と科学技術者を褒めたたえる。また、発明50秒映画祭及び発明写真展の授賞作の公開、韓国優秀発明品の展示、ハッカーソン大会の結果公開及び授賞式など様々なイベントが開かれる。

一方、全国各地においても、学生や一般市民などが参加できる発明アイデアコンテストや青少年発明記者団10周年の記念式、特許検索コンファレンス等が行われ、5月発明の月を記念する。

チェ・ドンギュ特許庁長は「発明の日50周年を記念し、一般国民が発明の重要性を再認識し、発明の生活化を通じて創造経済と経済革新に係わっていくきっかけになることを期待する」と述べた。

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