知的財産ニュース 日本の特許文献の検索範囲を拡大、韓国語の検索サービスも

2014年9月1日
出所: デジタルタイムズ

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特許庁は、今月から知的財産情報の検索サービスである特許情報ネット「キプリス(www.kipris.or.kr)」を通じて、日本の特許文献の検索範囲を日本特許公報までに拡大するほか、韓国語で検索する機能も提供する。

これにより1,556万件に上る日本の特許公報のデータがキプリスを通じて追加提供される上、日本の特許公報を英語ではなく韓国語で検索できるようになったことで、日本の特許情報に対するアクセシビリティが一層高まると見られている。また、検索結果のリストで提供していた書誌事項の情報を出願人、出願日付などの単純情報から、国際出願、国際公開および優先権主張情報などまで拡大し、先行技術を調査する際に関連情報をより簡単に把握できるようになった。

このように海外知的財産情報に対するアクセシビリティが向上すれば、先行技術調査の遂行に役立つため、特許出願のときに重複特許出願を防げる。また、回避設計などを通じて特許登録が一層容易になり、すでに登録された特許の権利も強化できると期待されている。

特許庁情報管理課のキム・ヒョンス課長は「今後、海外知的財産情報のアクセシビリティおよび活用性を強化するために、韓国語で検索するシステムを拡充し、さらなる海外特許データと情報を提供していきたい」と述べた。

イ・ジュンギ記者

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