知的財産ニュース 最近スマート眼鏡の特許出願が急増

2014年1月28日
出所: 韓国特許庁

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スマートフォンの普及とウェアラブルデバイスへの社会的関心の高まりなどにより、頭に着用するスマート眼鏡関連の特許出願が急増している。

韓国特許庁によると、スマート眼鏡の特許出願は2009年29件、2010年38件、2011年37件、2012年45件、2013年73件と、2013年に大幅増加した。

スマート眼鏡は、ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、Head Mounted Display; HMD)の一種として、頭に装着して目の前に情報を映し出すディスプレイ装置だ。

この技術は、初期に医療、軍事分野で拡張現実を利用したシミュレーションなどに適用されたが、ディスプレイ前面が塞がれ、前方の風景が見られない問題などでその用途が限られていた。

2013年2月、グーグルがシー・スルー(See Through)機能搭載の「グーグルグラス(Google Glass)」を発売してからは、モバイル機器としての商業的な利用可能性が認められ、IT分野の次世代新製品として注目されている。

出願の内容を分析すると、ユーザーの利便性を考慮したインターフェース(UI)技術が101件(29.7%)、スマートフォンなど他機器との連動のためのコントロール技術が90件(26.5%)、映像情報の表示コントロール技術が61件(17.9%)、光学技術が48件(14.1%)、眼鏡の形状・構造技術が40件(11.8%)の順となっている。

とくに、手の代わりに音声や動きによる命令などでスマート眼鏡を操作するユーザーインタフェース(UI)技術の特許出願が積極的に行われており、スマート眼鏡をスマートフォンのように使ったり、アプリと連携してゲームが楽しめたり、シミュレーションが遂行できる技術も着実に増加している。

最近、グローバル企業もこの分野に関心を寄せている。ソニーは、CES2014で眼鏡とほぼ類似している「スマートアイグラス」を紹介し、今年6月ワールドカップ開幕に合わせて発売する予定で、マイクロソフトも2013年10月「MSグラス」の試作品製作を完了し、性能テストを終えた。

サムスン電子もすでに昨年、スマートフォンデザインの登録を終え、LG電子も「Gグラス」の商標出願を行ってスマート眼鏡市場への進出を準備している。今後、スマート眼鏡を巡る競争はさらに激化すると見込まれる。

韓国特許庁の関係者によると、「ウェアラブルデバイスが注目されている最近のスマートフォン市場でスマートフォン眼鏡が競争力を備えるためには、重さ、デザイン、電子波などのハードウェア的な要素だけでなく、ソフトウェアであるアプリケーションの豊富な開発及び新たな応用分野における画期的な研究が持続的に行われるべきである」とのべた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:浜岸、曺(チョウ)、柳(ユ)
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