知的財産ニュース 特許のパッケージ化に関する技術説明会を開催

2014年7月17日
出所: 未来創造科学部

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未来創造科学部(長官チェ・ヤンヒ、以下、未来部)は、18日、研究成果実用化振興院とドリームエンターと共同で関連企業およびベンチャー・エンジェル投資家を対象に、「パッケージ化に関する技術説明会」を開催する。

同説明会にはインテレクチュアル・ディスカバリー(株)、AVAエンジェルクラブ、韓国ベンチャー協会、鐘根堂(株)など、当該技術に関心のある企業関係者、ベンチャー・エンジェル投資家が参加して、パッケージ化の技術に関するプレゼンを行い、事業化の観点から意見を提示する予定だ。

特許のパッケージ化は、研究機関が分散保有している個別の特許を商品単位にパッケージ化し、効率的に技術移転を進めるための取り組みだ。単一特許では不可能だった大型技術の具現ができるようになり、技術の価値および活用可能性を高めるのはもちろん、ニーズのある企業も必要な技術を容易に探索・獲得できる。

そのため、未来部は公共研究機関が有している特許を対象に特許のパッケージ化を支援している。急速な市場拡大が予想される分野における重要特許の保有機関を対象にコンソーシアムを公募し、今年6月に3Dプリンティングなど5件の技術について支援を開始した。

コンソーシアム別に専門コンサルティング業者が参加して、保有特許の分析を通じてポートフォリオ(特許群)を構築し、ニーズ企業の発掘や技術移転の交渉などの技術マーケティングを密着支援する計画だ。

未来部のイ・クンジェ研究開発政策官は「大学および研究機関が保有している特許をパッケージ化する過程において、需要者である企業と投資家の意見を反映し、活用可能性を高めることで、産業競争力を強化するきっかけになるよう支援していきたい」と述べた。

一方、未来部は事業化可能な成果について、7月29日からドリームエンターにて2週ごとに技術説明会を開催する予定だ。具体的な日程や対象技術などは研究成果実用化振興院(http://www.compa.re.kr)とドリームエンター(http://dreamenter.or.kr)のホームページで確認できる。

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