知的財産ニュース 韓国営業秘密保護セミナー(特許庁委託事業)を開催しました！

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日系企業にとって、営業秘密の保護は喫緊の課題であるところ、昨年、一昨年にかけて、部品素材メーカを中心とする「日本の部品素材分野の国際競争力強化ラウンドテーブル」を開催し、韓国において直面している営業秘密流出の実態や各社の対応策などを議論してまいりました。一方、日本国政府においても、この問題を重視しており、昨年、日中韓特許庁長官会合において、日中韓での営業秘密保護強化の協力に合意したほか、日韓特許庁長官会合においても、相互協力と情報交換などを行っていくことが合意されました。

そこで、ジェトロソウルでは、当該日韓特許庁の合意事項に基づき、韓国特許庁の営業秘密保護担当者及び韓国営業秘密保護センター長を日本（東京）に招へいし、6月11日、営業秘密保護セミナーを開催しました。本セミナーでは、韓国特許庁より韓国における営業秘密保護制度の概要、韓国政府の動きなどを詳しくご説明いただくとともに、金・張法律事務所から、崔 建鎬弁護士、林 潤洙弁護士、李 準弁理士をお招きし、韓国における営業秘密保護対策の実務上のポイントをご説明いたしました。

当日は、250名を上回る参加者の応募により、ジェトロ本部のセミナー会場が満員となる盛況ぶりであり、この問題が日本企業に与える影響の大きさを改めて認識させられました。この問題については、今後も、韓国IPGにおいて取り上げてまいりたいと存じます。