知的財産ニュース NVIDIA、サムスン・クアルコムを相手とって特許侵害訴訟を提起

2014年9月5日
出所: デジタルタイムズ

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グラフィックスプロセッサを生産するNVIDIAがサムスン電子の新型スマートフォンであるギャラクシーノート・エッジなどが自社の特許権を侵害したとして、サムスン電子とクアルコムを相手取って提訴した。

WSJなどメディアによると、NVIDIAは4日(現地時間)、米国際貿易委員会(ITC)と米デラウェア州連邦地方裁判所にサムスン電子とクアルコムを特許侵害で提訴した。同社は、ITCにサムスン電子の特許侵害製品に対する出荷禁止を要求する一方で、裁判所には損害賠償請求訴訟を提起した。

NVIDIAはクアルコムのグラフィックス技術を利用して生産したサムスン電子のスマートフォンとタブレット型PCの一部が自社のグラフィックスプロセッサ(GPU)の技術特許を侵害したと主張している。

訴訟対象の製品は、ギャラクシーノート・エッジ、ギャラクシーノート4、ギャラクシーS5、ギャラクシーノート3、ギャラクシーS4(以上、スマートフォン)、ギャラクシータップS、ギャラクシーノート・プロ、ギャラクシータップ2(以上、タブレット型PC)など。NVIDIA側は、2012年8月からサムスン電子側と特許ライセンス契約の締結に取り組んだが、合意に至らず、訴訟を提起することになったと述べた。

キム・ユジョン記者

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