知的財産ニュース 13年の韓国の国際特許出願世界5位

2014年3月18日
出所: デジタルタイムズ

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昨年における韓国の国際特許出願件数が世界5位となった。

世界知的所有権機関(WIPO)が最近発表した「2013年の暫定出願統計資料」によると、韓国の国際特許出願件数は1万2386件と、全体の20万5300件の6.0%を占め、世界5位となった。

前年(1万1847件)に比べ4.5%増加し、韓国は4年連続世界5位の座を維持した。

1位は5万7239件(27.9%)を出願した米国が獲得し、日本(4万3918件)、中国(2万1516件)、ドイツ(1万7927件) などが後を次いだ。特に中国は、2012年4位から出願件数が15.6%増えてドイツを抜いて3位になった。

世界の出願件数は、米国、中国、韓国の急速な出願増加に後押しされ、初めて20万件を超えた。全体の出願増加件数のうち、韓国は、米国56%、中国29%に続き3番目に高い5.6%だ。

企業別の出願件数では、パナソニックが2881件で1位となり、2年連続1位を獲得した中国の情報通信企業であるZTE(2036件)は2位にランクが下がった。3位は中国のファウェイ(2094件)、4位クアルコム(2036件)、5位インテル(1852件)、5位シャープ(1840件)、6位ボッシュ(1786件)だ。注目すべきなのは、中国のIT企業ZETとファウェイが2,3位を占めるなど、中国企業が躍り出ていることだ。世界10位の特許出願企業では、日本企業3社、中国と米国企業が各2社、ドイツ・スウェーデン・オランダ各1社が名を上げている。

韓国企業では、サムスン電子が前年の733件より460件増加した1193件となって13位を、LG電子1170件(15位)、LG化学449件(34件)となった。

世界の研究機関及び教育機関の順位では、KAISTが105件を出願して7位となり、ポステック(83件)、ソウル大学(80件)はそれぞれ12位、13位となった。

昨年の国際商標出願件数は4万6829件と、前年比6.4%増加し、ドイツ(6822件)、米国(6043件)がそれぞれ1位、2位となった。韓国は510件を出願して18位だ。

イ・ジュンギ記者

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