知的財産ニュース 特許庁、安東で知的財産フォーラムを開催

2014年11月14日
出所: 韓国特許庁

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特許庁は、慶尚北道安東市と共同で11月14日、安東大学国際交流館で知的財産フォーラムを開催する。

慶尚北道自治体としては、初めて開催される同知的財産フォーラムは、安東知識財産センターの知的財産博覧会、安東知的財産フォーラム、創造経済優秀事例集の出版記念会の順で行われる。

知的財産博覧会は、安東知識財産センターで支援した伝統産業の知的財産競争力強化事業の成果を展示する。安東知的財産フォーラムでは、「伝統産業を活用した知的財産による創造経済の活性化方策」をテーマに安東大学文化産業専門大学院のキム・シボム教授が発表を行い、主体別の役割と協力策について地域の伝統産業関係者が一堂に会して討論会を開く。

創造経済優秀事例集の出版記念会では、2013創造経済博覧会に自治体としては唯一に出品した安東古宅のブランド化の事業成果を「安東の古宅、ブランドを着る」という本として出版する。パク・クネ政府が力点を置いて推進している創造経済の成果について、同フォーラムの参加者から注目を浴びるとみられている。

安東市は、2009年、自治体としては初めて知的財産都市を宣布し、翌年に関連条例を制定するなど、知的財産事業をリードする都市として評価されている。安東のりんご、韓牛、塩漬けのサバ「カンコドンオ」、鳥の料理「チムダク」など、地域特産品を地理的表示の団体表彰として登録しただけでなく、伝統文化遺産である古宅に知的財産を活用する新しい付加価値も創出している。

特許庁のキム・ヨンミン庁長は、祝辞の中で「安東は大事に守ってきた伝統文化遺産の古宅にブランド・デザインなどの知的財産を融合させ、新しい観光資源と雇用を創出するなど、地域特性を活かした創造経済の構築に成功した」と評価し、「特許庁は、安東のように地域特性に合わせた創造経済の優秀事例を積極的に掘り出していく」と述べた。

特許庁はこれからも11月21日に全羅北道全州市、12月5日に忠清南道牙山市などで地域知的財産フォーラムを開催し、知的財産に対する認識の全国的な拡散に向けて取り組む予定だ。

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