知的財産ニュース 未来部・国科研、出損研「休眠特許」の事業化に拍車

2014年11月30日
出所: デジタルタイムズ

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国家出損研究機関の特許活用率を高めるための全方位的な政策が行われる。

未来創造科学部と国家科学技術研究会は、登録後5年が経っても活用されずにある未活用特許の割合を減らすための政策を推進する。

今年10月基準で出損研の未活用特許は5,649件で、出損研の特許全体の14.7%と、2008年(30.2%)以来、持続的に減少している。

未来部と研究会は、休眠特許が市場に進出できるよう、韓国科学技術持株を介して企業が新しい事業に必要な技術を分析・探索し、出損研から関連技術を移転してもらえるよう技術移転活動と資金を支援する。

出損研特許全体のうち短期間で商用化が可能な特許を選別し、グループ化して出損研共同でマーケティングを行う新しい技術移転の方法も推進する。これに関して今年6月から出損研の特許全体を分析して2,000件を選別し、これを102件の技術でグループ化した。そして、企業ニーズを発掘するなど技術マーケティングを行ってきた。

特許の無償移転、ランニング・ロイヤルティ中心の契約締結などで、技術移転過程で生じる中小企業の負担も省いている。さらに、27日から開催中の創造経済博覧会において「特許技術広場」を設置し、企業が優秀技術を検索し、現場購入もできる特許市場を運営する。

未来部のヨン・ホンテク研究共同体政策官は、「休眠技術の移転は、技術革新の種を提供し、出損研の研究生産性を高める効果があるだけに、今後も様々な取り組みを進めていきたい」と述べた。

ペク・ナヨン記者

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