知的財産ニュース 特許出願6.2%増加に伴い特許審査担当者再配置

2014年1月17日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁は、審査担当者及び審査処理量の調整機能を担当する審査企画調整委員会を16日に開催したと発表した。

今回の委員会では、特許審査局の審査処理量の見直し、量に基づいた審査官の配置、技術分野別の審査官は位置などの内容が盛り込まれた「特実審査局の担当者及び物量調整案」を審議・議決した。

委員会が開催された理由は2つだ。第1に、特許出願件数の増加に伴う審査官の再配置だ。2013年の特許出願件数は20万5千件あまりで、2012年に比べ6.2%増加し、PCT国際調査の依頼件数も8.5%増加した。そのため、非審査部署の審査官を審査部署に配置するなど、特許出願量の増加を反映した審査人材の効率的な再配置を通じて、2014年の審査処理期間11.7ヶ月の目標の達成を図る。

第2に、2013年9月の審査組織前面改変の後、審査官及び審査処理量の移動の困難についての懸念を払拭するためだ。韓国特許庁は、組織改変の際、技術の融合化・一体化の流れと専門性を反映して組織改変を行ったが、改変後の技術分野別の出願量偏差により、一部分野は、担当審査関数と審査物量の微細調整は求められた。今回の審査企画調整委員会は、技術分野別の出願量を考え、審査担当者と審査量を見直すことで、審査専門性の確保に対する不安の払拭と同時に、震災品質の向上を図った。

特許審査企画局のジェ・デシク局長は、「創造経済時代を向かえ、知的財産、とくに品質の高い特許の重要性が強調されている。今後、定期的な委員会の開催を通じて、出願人中心の特許制度の導入、審査局間の審査量及び短所者数の調整など、高品質の審査サービスシステムの維持に取組んでいく考えた」と述べた。

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